ランドナーで行く 宇都宮-水戸

師走の冬枯れた中、ランドナーで宇都宮から水戸迄走ります。
昨年もこの時期、昔からのお知り合いである合鴨農法による米造り
の農家の方を、応援するグループの方々による蕎麦打ちの会に参加
するのに合わせて、北関東をランドナーで走ろうとの魂胆です。
今回は、今迄走った事が無い、宇都宮と水戸の間を走り水戸に宿泊
し、翌日、水戸から蕎麦打ちを行う霞ヶ浦に向かいます。
そして、昨年と同じ霞ヶ浦湖畔の宿に泊まり、これも昨年と同様に
三つの神社を巡ります。
ただ昨年とは違うのは、昨年は三つの神社、鹿嶋神宮、香取神宮、
息栖神社、を巡るはずが、息栖神社だけを間違えて、全然違う場所
の山の上の分社に行ってしまいました。なので、今回ちゃんと三大
神社に御詣りしようと思います。
さらにもうひとつ、前回は成田迄走りましたが、今回は銚子まで。
そうすると、今迄走った場所を併せると、日光から京都迄が一本で
繋がります。
という事で、旅する自転車ランドナーでの二泊三日のサイクリング、
始まり始まりであります。
さて、輪行で川崎駅から宇都宮駅迄向かいます。
東海道線と東北本線がひとつの列車で繋がり、乗換が無しで行ける
ようになって大変便利になりました。その便利さもあってなのか、
土曜日の早朝にも関わらず、車内は空席が無い位に混雑しています。
が、東京駅を過ぎた辺りからは空席が出来るようになり、ここから
は、座席に座る事が出来ました。
車窓に映る師走の早朝の冬気色を眺めながらの輪行旅は、これから
走る、自転車での風景を想像しつつ、列車での流れるような風景も
併せて楽しめる独特の趣があります。

列車は宇都宮駅に到着し、ここで下車してランドナーを組み上げ、
水戸目指して走ります。
ルートは宇都宮から茂木を通り、那珂川沿いを水戸迄となります。

一直線の道、工業団地を抜けて行きます。

暫く走って公園で休憩です。
今日は思ったよりも暖かく、明るい日射しが降り注ぎます。

辺りは田園風景となります。

道の駅でまた休憩です。

祖母井神社に御詣りして、道中祈願を致します。
「祖母井」と書いて「うばがい」と読みます。
宇都宮から水戸迄の道中、いくつもの小さな川を縦断して行きます。
川の両側は川岸段丘となっているので、川を渡る度に坂を上りまた
下るを繰り返します。そして風は向風、ギアを二つ程落として走り
ます。

そして、木立の中を走ります。

さらに走るとまた、道の駅。
この辺りは道の駅があちこちに有り、休憩にはこと欠きません。

町中を走る昔の道、緩いカーブが古の街道を感じさせます。

暫く走ると、真岡鉄道に沿って道が続いて行きます。

駅で真岡鉄道の列車を待って、ランドナーと記念撮影です。

暫く走ると、また道の駅があります。
そろそろお昼が近くなったので、持参のおにぎりと、道の駅で何か
汁物でも買って食べようかと、うろうろしていると、露店で茸汁を
販売していました。よしこれはいいぞとひとつ頂くと、アルバイト
と思われる若いおにいちゃんが、丁寧に器によそってくれます。
と、見ると、これでもかという位に、茸と野菜を目一杯によそって
くれます。
後で店主に怒られるよと、アドバイスをしようと思いましたが、
そのせいで、亀以降のお客さんの具の量が少なくなってしまったら、
亀が恨まれそうなので止めました。

これが、豪華てんこ盛りの茸汁です。
さあ、茸汁に満足したので走りだそうと思ったら、道の駅の係りの
方のアナウンスで、もうすぐSLが通過するとの事、これは写真を
撮らねばとSLが通る線路迄向かいます。

その写真が冒頭の写真です。

さあまた、アップダウンの道を進みます。


那珂川にぶつかり那珂川沿いを走るのですが、川沿いの道とはいえ、
河岸段丘を上がったり下ったりと進みます。

で、常陸大田に到着です。
そして暫く走ると水戸の街です。

また、河岸段丘を上がります。
丘の上に水戸のお城がありました。
今日、宿泊をする水戸駅の近くのホテル迄向かうのですが、また丘
を下ります。この水戸城、狭くて両側が落ち込んだ河岸段丘の上に
建っています。敵軍が攻め込んでも、いち早く丘の上から発見する
事が出来、また、敵軍は切り立った丘に阻まれて、容易に攻め込む
事が出来なかったのでしょう。

そして、水戸駅に到着です。

さて、まだ陽のあるうちに水戸のホテルに到着しました。
このホテル、自転車を部屋に入れられます。安心です。
さあ今夜は、水戸の美味しい料理を頂きます。
相変わらず、事前に計画したルートラボの道順通りには走っており
ません。あしからず。







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