デローザで行く 周防大島一周
さて、今日は周防大島を一周する日です。
天気は快晴ですが強風が吹いていて、走るのはしんどそうです。
朝8時の渡船で、宿泊している笠佐島から目の前の周防大島へと
渡ります。宿のご主人の話では、ここは大阪から新幹線で広島迄
乗り、在来線に乗り換えて、合わせて約3時間で来る事が出来る
そうです。関東で言えば、伊豆半島下田と同じ位の時間でしょう
か?
案外と都会に近いリゾートです。
さて、港に着くと昨日のヨットが停泊しています。風が強くて、
九州に渡れないとの事、天候に左右されるヨットでの旅は、時間
に余裕がある人でなければ出来ない趣味のようです。
さて、周防大島を時計廻りに走ります。
緩い坂を周防大橋まで上がり、また下ります。本日走る距離は、
約100km 横浜から三浦半島を一周して鎌倉迄走る位の距離となり
ます。
今日も笠佐島に泊まるので、午後5時迄、渡船に乗る事は
出来ないので、ゆったりのんびりと走ります。



比較的、緩い傾斜のアップダウンが続きます。島の北側は、三浦
半島を走っているような感覚です。



今日は晴天、瀬戸内の海が輝いて見えます。
今回、周防大島を走る最大の目的は、亀の大好きな民俗学の先生、
「宮本常一」が生まれたこの周防大島を走り、どんな地に生まれ、
どんな生活だったのかを感じる事であります。この「宮本常一」
という方、亀は勝手に日本の民俗学の三大巨匠と呼んでいます。
民俗学の大家といえば、「柳田国男」と「折口信夫」ですが、
大学を出て教授となった、最初から学者だった二人とは違い、
代用教員から渋沢財団の主宰する民俗学研究所の学芸員となった
市井の人です。高度成長期の前後に、全国を隈無く廻り、今とは
なっては、失われてしまったその土地その土地の様々な生活を、
聞取りをして書物として残した方です。
その「宮本常一」の生誕の地を訪れ、また「宮本常一」を讃える
記念館を見学してみたいと走ります。

海沿いを時計廻りに走ります。

佇まいも良い雰囲気です。
暫し走って島の真ん中辺り、道の駅で、海を見ながらおにぎりを
頂きます。走っている時は二時間毎位におにぎりひとつを食べる
のが丁度良い分量です。一度に沢山食べると、坂道を上がる際に
呼吸が荒くなると、気持ちが悪くなってしまいます。
ちなみに、寒い冬や暑い夏に都内を走る際には、ガッツリとラー
メンが食べたくなるのが不思議ですが・・・
で、今日はアップダウンが続くのでおにぎり。


さて、宮本常一記念館に到着しました。

が、本日休館日。残念。
隣りには10年程前に出来た「星野哲郎記念館」が有りますが、
興味無し。

その「星野哲郎記念館」の前で犬の予防接種が行われています。
集団出張予防接種です。




さて、島の先端目指して走ります。


段々と道は狭くなり、これ以上先には行けません。戻ります。
さて復路ですが、同じ道を戻るのはつまらないので違う道を進み
ます。違う道はふたつ、ひとつは島の反対側の海沿いのくねくね
した道、もうひとつは、山の中腹を走る大規模農道で「オレンジ
ロード」です。
昨日「あれが周防大島だよ」と教えてくれたおじさんは、海沿い
のくねくねした道より、景色の良い「オレンジロード」を走った
らとお薦め頂きました。が、宿の奥さんは、「オレンジロード」
は猪が出るから止めなさい。と言います。
さあ、迷います。

島の反対側に行く為に、緩い坂をだらだらと上りトンネルを潜る
と、海沿いの道とオレンジロードに分かれます。


さあ、その分岐点。
海沿いの道は、折角上がった道をまた下るので何だか損した気分
です。オレンジロードはさらに上がりますが、緩い傾斜です。
なので「オレンジロード」で決定!


流石に良い眺めです。

緩やかなアップダウンと木々に囲まれた感じが、秩父の荒川沿い
の周遊道路の雰囲気に似ています。

遠く瀬戸内の島々が眺望出来ます。

で、走っていると道はふたつに分かれます。

「オレンジロード」もそろそろ飽きたので、海沿いの道を走ろう
と下ると、前に走った島の北側の海沿いの道に出てしまいました。
走りたかった海沿いの道は南側、島の反対側です。

なので、島の反対側に抜ける島を縦断する緩やかな坂道を上がり、
進んで行きます。
と、下ってきたオレンジロードと交差して道は下り、南の海沿い
の道へとぶつかります。

で、少し行った公園でひと休み。
強い風を避ける為、背の低い椰子の木陰でおにぎりを食べている
と、急に陰が横切ったと思ったら、手に持ったおにぎりが叩かれ
て地面に落ちてしまいました。
鳶です。
すかさず、鳶より先におにぎり拾います。
上空では鳶が、落ちたおにぎりを拾うなんてケチ臭いおやじだな
と旋回しながらこちらの様子を伺っています。
こちとら、お腹が空いているんだぁ~!
余計なお世話だと、落ちたおにぎりを頂きます。
落ちた時に付いた砂が、少しジャリジャリはしますが、背に腹は
変えられません。
さて、島の南側の海沿いの道を走りますが、島の北側の海沿いの
道とはうって変わって細い道です。

この道、緩やかな坂が続きますが、結構高い所まで上がります。
道の感じがよく行く西伊豆に似ています。今の今迄、西伊豆は、
自転車で行く所では無いと思っていましたが、ここを自転車で、
走れるのなら、西伊豆、自転車で行ってみようかなとも思えます。

さて、走っていると、前輪が変です。
痛恨のスローパンク!
ここでタイヤを交換すると、もう予備のタイヤは有りません。
もし交換して、今度はバーストしたら走れなくなります。幸いに
もスローパンクなので、こまめに空気を入れれば何とか誤魔化せ
そうです。
ゲージ付きの重たいブルックスのポンプを携帯していて良かった
と思える瞬間です。
さて、島の南側の海沿いの道、進みますが、強風の為になかなか
前に進みません。平地でもフロントをインナー42Tにし、リアを、
19Tにして漕ぐのが精一杯、まあ、緩やかな上り坂は風裏になる
事が多いのが救いです。
で、向い風の中をゆっくりと進み、港に到着したのが午後4時半、
午後5時の渡船の時間には、早くも無く、遅くも無い良い時間と
なりました。







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天気は快晴ですが強風が吹いていて、走るのはしんどそうです。
朝8時の渡船で、宿泊している笠佐島から目の前の周防大島へと
渡ります。宿のご主人の話では、ここは大阪から新幹線で広島迄
乗り、在来線に乗り換えて、合わせて約3時間で来る事が出来る
そうです。関東で言えば、伊豆半島下田と同じ位の時間でしょう
か?
案外と都会に近いリゾートです。
さて、港に着くと昨日のヨットが停泊しています。風が強くて、
九州に渡れないとの事、天候に左右されるヨットでの旅は、時間
に余裕がある人でなければ出来ない趣味のようです。
さて、周防大島を時計廻りに走ります。
緩い坂を周防大橋まで上がり、また下ります。本日走る距離は、
約100km 横浜から三浦半島を一周して鎌倉迄走る位の距離となり
ます。
今日も笠佐島に泊まるので、午後5時迄、渡船に乗る事は
出来ないので、ゆったりのんびりと走ります。



比較的、緩い傾斜のアップダウンが続きます。島の北側は、三浦
半島を走っているような感覚です。



今日は晴天、瀬戸内の海が輝いて見えます。
今回、周防大島を走る最大の目的は、亀の大好きな民俗学の先生、
「宮本常一」が生まれたこの周防大島を走り、どんな地に生まれ、
どんな生活だったのかを感じる事であります。この「宮本常一」
という方、亀は勝手に日本の民俗学の三大巨匠と呼んでいます。
民俗学の大家といえば、「柳田国男」と「折口信夫」ですが、
大学を出て教授となった、最初から学者だった二人とは違い、
代用教員から渋沢財団の主宰する民俗学研究所の学芸員となった
市井の人です。高度成長期の前後に、全国を隈無く廻り、今とは
なっては、失われてしまったその土地その土地の様々な生活を、
聞取りをして書物として残した方です。
その「宮本常一」の生誕の地を訪れ、また「宮本常一」を讃える
記念館を見学してみたいと走ります。

海沿いを時計廻りに走ります。

佇まいも良い雰囲気です。
暫し走って島の真ん中辺り、道の駅で、海を見ながらおにぎりを
頂きます。走っている時は二時間毎位におにぎりひとつを食べる
のが丁度良い分量です。一度に沢山食べると、坂道を上がる際に
呼吸が荒くなると、気持ちが悪くなってしまいます。
ちなみに、寒い冬や暑い夏に都内を走る際には、ガッツリとラー
メンが食べたくなるのが不思議ですが・・・
で、今日はアップダウンが続くのでおにぎり。


さて、宮本常一記念館に到着しました。

が、本日休館日。残念。
隣りには10年程前に出来た「星野哲郎記念館」が有りますが、
興味無し。

その「星野哲郎記念館」の前で犬の予防接種が行われています。
集団出張予防接種です。




さて、島の先端目指して走ります。


段々と道は狭くなり、これ以上先には行けません。戻ります。
さて復路ですが、同じ道を戻るのはつまらないので違う道を進み
ます。違う道はふたつ、ひとつは島の反対側の海沿いのくねくね
した道、もうひとつは、山の中腹を走る大規模農道で「オレンジ
ロード」です。
昨日「あれが周防大島だよ」と教えてくれたおじさんは、海沿い
のくねくねした道より、景色の良い「オレンジロード」を走った
らとお薦め頂きました。が、宿の奥さんは、「オレンジロード」
は猪が出るから止めなさい。と言います。
さあ、迷います。

島の反対側に行く為に、緩い坂をだらだらと上りトンネルを潜る
と、海沿いの道とオレンジロードに分かれます。


さあ、その分岐点。
海沿いの道は、折角上がった道をまた下るので何だか損した気分
です。オレンジロードはさらに上がりますが、緩い傾斜です。
なので「オレンジロード」で決定!


流石に良い眺めです。

緩やかなアップダウンと木々に囲まれた感じが、秩父の荒川沿い
の周遊道路の雰囲気に似ています。

遠く瀬戸内の島々が眺望出来ます。

で、走っていると道はふたつに分かれます。

「オレンジロード」もそろそろ飽きたので、海沿いの道を走ろう
と下ると、前に走った島の北側の海沿いの道に出てしまいました。
走りたかった海沿いの道は南側、島の反対側です。

なので、島の反対側に抜ける島を縦断する緩やかな坂道を上がり、
進んで行きます。
と、下ってきたオレンジロードと交差して道は下り、南の海沿い
の道へとぶつかります。

で、少し行った公園でひと休み。
強い風を避ける為、背の低い椰子の木陰でおにぎりを食べている
と、急に陰が横切ったと思ったら、手に持ったおにぎりが叩かれ
て地面に落ちてしまいました。
鳶です。
すかさず、鳶より先におにぎり拾います。
上空では鳶が、落ちたおにぎりを拾うなんてケチ臭いおやじだな
と旋回しながらこちらの様子を伺っています。
こちとら、お腹が空いているんだぁ~!
余計なお世話だと、落ちたおにぎりを頂きます。
落ちた時に付いた砂が、少しジャリジャリはしますが、背に腹は
変えられません。
さて、島の南側の海沿いの道を走りますが、島の北側の海沿いの
道とはうって変わって細い道です。

この道、緩やかな坂が続きますが、結構高い所まで上がります。
道の感じがよく行く西伊豆に似ています。今の今迄、西伊豆は、
自転車で行く所では無いと思っていましたが、ここを自転車で、
走れるのなら、西伊豆、自転車で行ってみようかなとも思えます。

さて、走っていると、前輪が変です。
痛恨のスローパンク!
ここでタイヤを交換すると、もう予備のタイヤは有りません。
もし交換して、今度はバーストしたら走れなくなります。幸いに
もスローパンクなので、こまめに空気を入れれば何とか誤魔化せ
そうです。
ゲージ付きの重たいブルックスのポンプを携帯していて良かった
と思える瞬間です。
さて、島の南側の海沿いの道、進みますが、強風の為になかなか
前に進みません。平地でもフロントをインナー42Tにし、リアを、
19Tにして漕ぐのが精一杯、まあ、緩やかな上り坂は風裏になる
事が多いのが救いです。
で、向い風の中をゆっくりと進み、港に到着したのが午後4時半、
午後5時の渡船の時間には、早くも無く、遅くも無い良い時間と
なりました。







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