怪しいロードバイク

またまた変なものをネットオークションで見つけてしまいました。
かなりのヴィンテージもののロードバイクです。
コルナゴのラベルが貼ってあり、シートチューブには amici と
ロゴが入っています。
コンポーネンツはゼウス製。
見る限りはかなりの年代物です。コルナゴに惹かれて、さらには、
今は無きスペインのゼウスのコンポーネンツに惹かれ、ついつい
入手をしてしまいました。そして、これが結構お手軽金額だった
のがさらにその気にさせてしまいました。
おかげでこれで、自転車4台目です。
さて、よくよく見ると何か変です。


まず、COLNAGO のラベルですが、何となく曲がっています。
また、貼った時に細かい皺が寄ったのでしょうか、フレームと、
ラベルのシールの間に汚れが細かく入っています。コルナゴが、
自社の顔であるこの部分を、こんな貼り方はしないだろうと想像
してしまいます。

ステイの巻き方はコルナゴスポーツに似ています。

フロントフォークの肩ラグはコルナゴスポーツとよく似ています。
が、その上のラグは、70年代のコルナゴスポーツにあるような
ハート型の抜き型がありません。

また、 amici というシリーズをコルナゴでは出していないよう。


さらに CAMPIONE EMILIANO 1959 とありエミリアーノのロード
レースとコルナゴの関係も良く判りません。

そして、ボトムには溶接の跡があります。
今まで、ここを溶接したバイクって見た事がありません。

細かいところを見ていくと、ディレーラーワイヤーのボトム廻り
の処理は、古い年代の方式のようです。



そしてフロントディレーラー、シフトレバー、ブレーキワイヤー
留めは直付けではありません。
また、ボトルをはめるボトルゲージの止め穴もありません。
写真にはありませんが、何故かリアディレーラーのワイヤー留め
だけは直付けです。






そして、クランク廻り、フロントとリアのディレーラー、シフト
レバー、トップチューブのワイヤー留め金具、ヘッドセットまで
全てゼウス製、さらにクイックレリーズ、サドルポストの留ねじ
に至るまでゼウス製、ついでにエンド金具もゼウス製です。
その他のコンポーネンツを見ると、


ステムとハンドルは3T製。


ブレーキはワインマン製。


そして、サドルはサンマルコのストラーダT。
亀の好きなサドルメーカーです。
さあ、この不可思議なロードバイク、どこ製なんでしょう。




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