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BCCでお勉強 続 シクロテクニーク

デローザ渋谷目黒
またまたBCCでお勉強、英会話ではありません。

この間、ニューサイクリング誌のバックナンバー1971年8月号
に掲載された「シクロテクニーク」の第一章から第三章を読み返し
ましたが、今回はその続き、第四章から第六章までを読んでみる事
としました。

第四章 スポーツ車の設計

その内容は、設計、自転車の重量、自転車の強度、自転車の剛性、
フレームとパーツの役割、フレームスケルトン、のカテゴリーから
なる設計のお話です。

まず、オーダーメイドする際には自分の要望と使用目的を絞る事、
欲張って万能では虻蜂取らずとなってしまうとの事だそうです。
また、重量軽減対策として、フレームの軽量化、パーツの軽量化、
タイヤの軽量化、の三つが有り、重量当たりの価格を算定した上で
軽量化の優先順位置を決めるべきとあります。

強度は、経済命数とみられる一定期間に、金属部分の疲労破壊が、
起こらない事を挙げています。
ここで気になるのが、今のカーボンフレームは、その経済命数を、
何年とされているんでしょうか?当時のクロモリフレームは、管理
さえ良ければ、30年以上持つ事を想定されたのかと思いますが、
今のカーボンフレームは何年なんでしょうね?

剛性は、フレームの捻れが発生しロスが生まれた際に、そのロスを
いかに少なくするかが大切であり、剛性対策のひとつの方法が楕円
チューブなんだそうです。

また、フレームとパーツの役割として、個々のパーツは元よりの事、
トラップドエンドよりプレスのソリッドエンドが何故好ましいか?
また、何故鍛造エンドを使うのかを、正しく理解をする事が大切と
書いてあります。

さらにフレームスケルトンの要素として、フレームサイズ、ボトム
ブラケットハイト、トップチューブ、シートとヘッドのアングル、
ホークオフセット、フロントセンター、リアセンター、ヘッドチュ
ーブ長さ、ホーク肩幅、ホークエンドの内径寸法、チェーンライン、
ボトムブラケット幅、トレッドライン寸法、が挙げられます。

次は第五章 良い自転車とは

その要素として、フレーム材料、フレームパイブに係る力、パイブ
寸法と形状、ホークエンド、フレーム工作、に分かれるそうです。
面白かったのは、フレームの疲れ破壊に関して100万回、力が、
掛かっても壊れないのが条件との事、カーボンも同じ規格になって
いるんでしょうか?

最後の第六章 オーダーメイドのはなし

自転車の上手な選び方、オーダーメイドについて、オーダーメイド
の楽しみと手順、オーダーメイドの要注意事項など書かれています。
良いオーダーメイド自転車とは、遠目で見た時の品格と近くで見た
時の仕上げの良さがポイントとなるんだそうです。

さて、ここで、大変重要な事が、書かれています。
今までの第一章から第六章までに書かれている内容を、正しく理解
した上で、どんな自転車が欲しいのか明確にする事。また、アドバ
イスを受けるに当たって、筋の良い先輩に出会う事なんだそうです。

その意味で言えば、クラブランを主催する馴染みの自転車屋さんに、
日頃から自分の走り具合を見てもらい、その上でその自転車屋さん
を通じてオーダーメイドするのが良いのかも知れません。

ご興味ある方は、ぜひ、一度BCCに訪れてみて下さい。
ちなみにBCCのホームページは以下です。

http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/



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テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用

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プロフィール

亀次郎 kamejirou 1958

Author:亀次郎 kamejirou 1958
リタイア後の時間をどのように
有意義に過ごすか?
考えた末の答え、
それが、昔憧れたランドナーと
ロードバイクによる
「自転車乗り」です。

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