Wの悲劇
それはそれは、悲しいお話でございます。
ごくごく最近の、昔むかし、あるところに亀次郎というおじいさんが
おりました。亀次郎、余り賢くはありませんでしたが、実直な人柄と
何でも、トライしなくてはならない性格から、「あの人は悪い人では
無いのだけど、無理はしないが、無茶はするのでいつもハラハラと
させられる。」と周囲の人々は心配をするのですが、本人は生来の
脳天気の性格のせいか、至って気にせず、ウキウキと人生を謳歌
しておりました。
そんな亀次郎に、ある時、悲劇が襲いました。
何でもトライする亀次郎、初老になってから始めたサイクリングが
やみつきになっておりました。いい年をしてセンチューライドだぁ
と川崎-小田原間を往復して160kmを自転車で走ったり、信号
待ちをしているロードバイクに乗った、孫くらいの若者とスタート
で競争したりしておりました。
余り賢くは無い亀次郎ですが、年の功というか、信号の変わるタイ
ミングは若者よりも熟知していました。青に変わるタイミングが、
5秒である事を知っていた亀次郎は、ほんの僅かではありますが、
青に変わる何分の1秒か前に、フライング気味にスタートをします。
これで、若者よりも一歩先に出る事が出来ます。しかし、すぐに
若者には追い越されるのですが、その一瞬の「勝った」という喜び
の為に亀次郎、そんな大人げない事を繰り返しておりました。
あ、亀次郎に悲劇が襲った話でしたね。
話が横道に逸れてしまいました。
そんな自転車に夢中な亀次郎、生来の性格から「無理はしないが、
無茶はする」を実行し、鶴見川のガタガタ道を細めの700Cの
タイヤを履いたランドナーで、ガンガンと走っておりました。
そして、その折り、大事にしていたLEDの明るいフロントライト
を落としてしまいました。
こんな時、昔話ではよくお地蔵様が夢に出てきて、落としたLED
のある場所を教えてくれて、おまけに、宝物も手に入れる事が出来
たり、雀がチュンチュンと出てきて、いきなり人間の言葉を喋って
落としたLEDライトの場所を教えてくれて、さらに、みっつある
お宝からもれなくひとつを選ぶ事が出来たりします。
さらにさらに、女神が出てきて、「あなたの落としたLEDは金の
LED、それとも銀のLED?」と聞いてくるところなんですが、
亀次郎の場合は、そ~んな事は、全くといって良い程ありません。
そんな訳で、大事な大事なLEDライトを落としてしまい、見つけ
る事も出来ずにおりました。
でも、この昔話達、当時は何となくぼっと聞いていましたが、物を
無くしたら、こんないい事があるんだと、最近、物を無くすように
なってから、いい話なんだなぁ~と思うようになってきました。
まあ、でもそんな良い事はあり得ないんでしょうね。もしもあった
なら、認知症の爺さんや婆さんはみんな大金持ちになっている事で
しょう。
あっ、また話が横道に逸れてしまいました。
その時の明るく大きな、お気に入りの無くなったLEDライトの在りし
日の様子が、この写真です。

明るく大きな、お気に入りのLEDライトがなくなって落胆したものの
それでも準備だけは良い亀次郎、以前頂いたものの、余り明るく
無いので、しまっておいた小さなLEDライトを取り出して、無くした
LEDライトの代わりに使っておりました。
ここまでは、大した悲劇ではございません。
本当の悲劇は、ここから始まります。
すっかりライトが元に戻って、ご満悦の亀次郎、また調子に乗って
多摩川をガンガンとランドナーで走っておりました。
で、翌日、朝ポタでいつも行く三ツ池公園で、ラジオ体操に参加し
急なゼイゼイ坂を、この暑い中、ご機嫌でウキウキと上り、いつも
のお休処で、一息つこうとデッキに腰掛けて何気なくランドナーを
見ると、あるべき場所にあるべき物がありません。

なんとなんと・・・今度は砲弾型のバカでかいライトがありません。

詳しく見ると、振動で固定してた板が金属疲労を起こして、もげて
しまったようです。
その時の馬鹿でかい、無くなった砲丸型のライトの写真がこれです。

こんなでかいライトを落とせば普通は気が付くものですが、そこが
亀次郎の亀次郎らしさでございます。
そういえば、この前、LEDライトが無いのに気が付いたのもこの
場所であります。何やら、深い因縁がありそうなお話であります。
という事で、悲劇に襲われた亀次郎ですが、本来の脳天気の性格の
せいか「まぁ いいか~」という事で、でかすぎて余り気に入って
はいなかったこの砲弾型のライトの代わりに、この前付けた頂き物
の小振りのLEDライトを、もうひとつ付けちゃおうと早々作業を
始めました。
どうでもいい事ですけど、亀次郎、いくつ頂き物のLEDライトを
持っているんでしょう?

取り付け方は、前回と同じ。
今回は、取り付けに少し工夫をして、輪ゴムで仮付けしました。
そこに針金を巻き付けていきます。
当然ですが、仮付けの輪ゴムは外します。
これ、付けたままだと何となく間抜けです。


一応、前回付けたLEDライトも付け直します。


と、こんな感じでツインライトの出来上がりです。
何となぁ~く、海老に似ています。
Wの悲劇でありました。
おしまい、おしまい。




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ごくごく最近の、昔むかし、あるところに亀次郎というおじいさんが
おりました。亀次郎、余り賢くはありませんでしたが、実直な人柄と
何でも、トライしなくてはならない性格から、「あの人は悪い人では
無いのだけど、無理はしないが、無茶はするのでいつもハラハラと
させられる。」と周囲の人々は心配をするのですが、本人は生来の
脳天気の性格のせいか、至って気にせず、ウキウキと人生を謳歌
しておりました。
そんな亀次郎に、ある時、悲劇が襲いました。
何でもトライする亀次郎、初老になってから始めたサイクリングが
やみつきになっておりました。いい年をしてセンチューライドだぁ
と川崎-小田原間を往復して160kmを自転車で走ったり、信号
待ちをしているロードバイクに乗った、孫くらいの若者とスタート
で競争したりしておりました。
余り賢くは無い亀次郎ですが、年の功というか、信号の変わるタイ
ミングは若者よりも熟知していました。青に変わるタイミングが、
5秒である事を知っていた亀次郎は、ほんの僅かではありますが、
青に変わる何分の1秒か前に、フライング気味にスタートをします。
これで、若者よりも一歩先に出る事が出来ます。しかし、すぐに
若者には追い越されるのですが、その一瞬の「勝った」という喜び
の為に亀次郎、そんな大人げない事を繰り返しておりました。
あ、亀次郎に悲劇が襲った話でしたね。
話が横道に逸れてしまいました。
そんな自転車に夢中な亀次郎、生来の性格から「無理はしないが、
無茶はする」を実行し、鶴見川のガタガタ道を細めの700Cの
タイヤを履いたランドナーで、ガンガンと走っておりました。
そして、その折り、大事にしていたLEDの明るいフロントライト
を落としてしまいました。
こんな時、昔話ではよくお地蔵様が夢に出てきて、落としたLED
のある場所を教えてくれて、おまけに、宝物も手に入れる事が出来
たり、雀がチュンチュンと出てきて、いきなり人間の言葉を喋って
落としたLEDライトの場所を教えてくれて、さらに、みっつある
お宝からもれなくひとつを選ぶ事が出来たりします。
さらにさらに、女神が出てきて、「あなたの落としたLEDは金の
LED、それとも銀のLED?」と聞いてくるところなんですが、
亀次郎の場合は、そ~んな事は、全くといって良い程ありません。
そんな訳で、大事な大事なLEDライトを落としてしまい、見つけ
る事も出来ずにおりました。
でも、この昔話達、当時は何となくぼっと聞いていましたが、物を
無くしたら、こんないい事があるんだと、最近、物を無くすように
なってから、いい話なんだなぁ~と思うようになってきました。
まあ、でもそんな良い事はあり得ないんでしょうね。もしもあった
なら、認知症の爺さんや婆さんはみんな大金持ちになっている事で
しょう。
あっ、また話が横道に逸れてしまいました。
その時の明るく大きな、お気に入りの無くなったLEDライトの在りし
日の様子が、この写真です。

明るく大きな、お気に入りのLEDライトがなくなって落胆したものの
それでも準備だけは良い亀次郎、以前頂いたものの、余り明るく
無いので、しまっておいた小さなLEDライトを取り出して、無くした
LEDライトの代わりに使っておりました。
ここまでは、大した悲劇ではございません。
本当の悲劇は、ここから始まります。
すっかりライトが元に戻って、ご満悦の亀次郎、また調子に乗って
多摩川をガンガンとランドナーで走っておりました。
で、翌日、朝ポタでいつも行く三ツ池公園で、ラジオ体操に参加し
急なゼイゼイ坂を、この暑い中、ご機嫌でウキウキと上り、いつも
のお休処で、一息つこうとデッキに腰掛けて何気なくランドナーを
見ると、あるべき場所にあるべき物がありません。

なんとなんと・・・今度は砲弾型のバカでかいライトがありません。

詳しく見ると、振動で固定してた板が金属疲労を起こして、もげて
しまったようです。
その時の馬鹿でかい、無くなった砲丸型のライトの写真がこれです。

こんなでかいライトを落とせば普通は気が付くものですが、そこが
亀次郎の亀次郎らしさでございます。
そういえば、この前、LEDライトが無いのに気が付いたのもこの
場所であります。何やら、深い因縁がありそうなお話であります。
という事で、悲劇に襲われた亀次郎ですが、本来の脳天気の性格の
せいか「まぁ いいか~」という事で、でかすぎて余り気に入って
はいなかったこの砲弾型のライトの代わりに、この前付けた頂き物
の小振りのLEDライトを、もうひとつ付けちゃおうと早々作業を
始めました。
どうでもいい事ですけど、亀次郎、いくつ頂き物のLEDライトを
持っているんでしょう?

取り付け方は、前回と同じ。
今回は、取り付けに少し工夫をして、輪ゴムで仮付けしました。
そこに針金を巻き付けていきます。
当然ですが、仮付けの輪ゴムは外します。
これ、付けたままだと何となく間抜けです。


一応、前回付けたLEDライトも付け直します。


と、こんな感じでツインライトの出来上がりです。
何となぁ~く、海老に似ています。
Wの悲劇でありました。
おしまい、おしまい。




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