自転車旅行
55歳となり、残りの限られた人生の時間を有意義に過ごそう
と思い、今迄出来なかった事をしようと思い立ったのが自転車
旅行でありました。
そんな自転車旅行を続けている中で感じた事であります。
全国をランドナーで自転車旅行をしている中で、同じように、
自転車旅行をされている多くの方々と、お会いする機会があり
ました。元々、日本の自転車旅行ブームが始まったのは、戦前
にイギリスから持ち込まれたクラブランモデルという自転車に
よるものだそうです。そして、戦後、新たな自転車旅行ブーム
となったのが、ランドナーです。


日本のランドナー、フランスで、戦後始まった小旅行ブームで
使う自転車が原点になったそうです。戦闘機のフレームを製作
していたルネ・エルスさんが、戦争が終わり仕事が無くなった
ので、新たな戦後のブームに乗って快適な自転車旅行が出来る
シクロツーリズムという自転車を作り、それが、日本に紹介を
されて日本の自転車旅行ブームが始まったようです。戦闘機の
洗練された機能美とデザイン性がルネ・エルスさんの自転車に
反映されて、軽量で快適な自転車が生まれたのでしょう。
亀も機会があって、ルネ・エルスの自転車を触った事がありま
すが、泥除けとキャリアが付いた状態で、8kg程度ととても
軽かったのを覚えています。それ以前の日本の自転車ブームは、
前述したイギリスのクラブランモデルという、ギア比が比較的
高い、平坦なイギリスの土地にあった自転車が主流だったよう
ですが、山岳地が多いフランスの地形にあった、ギア比の低い
自転車が日本の地形に合い、ランドナーブームが生まれたそう
です。
当時の日本は未舗装路が多く、それに合った太いタイヤで林道
を走り、フランスでは、オーベルジュに宿泊するところを日本
では、山間の温泉宿に宿泊するという独自のスタイルが定着を
したようです。しかし、今は、未舗装路も殆ど無く山間の温泉
宿も少なくなり、そんな往年のランドナーで自転車旅行をする
事が無くなってしまったのでしょうね。
で、亀が旅先で出会った自転車旅行をされている方々は、大別
するとふたつのスタイルに大別されます。
ひとつは、亀よりも上の年齢で、この歳になって自転車旅行を
始めた方々。まあ、亀と同じであります。大抵は、70歳代の
方々で輪行のご夫婦が多く、乗っている自転車はクロスバイク
です。体力的に劣るのか奥様は電動という方もいました。
また、70歳後半で1ケ月程の日程で、自走して延べ2000
km以上走るツワモノもいました。
もうひとつのパターンは、日本一周をしている若い方々。日本
一周という意味では、亀の同様でありますが・・・
この方々は、いわゆるグレートジャーニーといわれるタイプの
自転車が多いようです。確かジャイアント社がバックパッカー
の自転車版として発売したのが、その走りかと記憶しています
が、その後、アメリカで自転車旅行が流行り、今は、アメリカ
製の強靭なクロモリフレームの旅行用自転車が、
主流になっていると、そんな自転車に乗っていた若い方々から
伺った事があります。もちろんディレーラーはスラムです。
当時のランドナーブームを支えた人々の多くは、鬼籍に入り、
また、ご存命でも、日本を旅行する方々は少ないのでしょう。
ましてや、太いタイヤで未舗装の林道を走るという事も、出来
なくなってしまった今、当時のスタイルで走るのは、コスプレ
と同じようになってしまっています。
亀もツイードランは好きですが、せいぜいワンデーのコスプレ
イベントしかそのような服装では出掛けません。もし泊りがけ
となると洗濯をクリーニング屋さんに出さなくてはならず、次
の朝迄に洗濯は仕上がってくれません。
まだまだ、自転車旅行を楽しむ人は多くいます。
が、そのスタイルは多様化しているのでしょうね。でも、亀は、
これからも昔ながらのランドナーで、自転車旅行を続けていく
つもりです。一日80km程度を走り、その土地土地の居酒屋
で、「自転車で旅行しているんです。」と言うと、その年齢で
と皆、驚かれて、10分でお店に居た人全員とお友達となり、
楽しいひと時を過ごす事が出来ます。
また、そんな古風な自転車に乗っていると、当時の自転車少年
達が声を掛けてくれます。そんな楽しい自転車旅、ランドナー
をお持ちの方はぜひ改めて走ってみて下さい。





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と思い、今迄出来なかった事をしようと思い立ったのが自転車
旅行でありました。
そんな自転車旅行を続けている中で感じた事であります。
全国をランドナーで自転車旅行をしている中で、同じように、
自転車旅行をされている多くの方々と、お会いする機会があり
ました。元々、日本の自転車旅行ブームが始まったのは、戦前
にイギリスから持ち込まれたクラブランモデルという自転車に
よるものだそうです。そして、戦後、新たな自転車旅行ブーム
となったのが、ランドナーです。


日本のランドナー、フランスで、戦後始まった小旅行ブームで
使う自転車が原点になったそうです。戦闘機のフレームを製作
していたルネ・エルスさんが、戦争が終わり仕事が無くなった
ので、新たな戦後のブームに乗って快適な自転車旅行が出来る
シクロツーリズムという自転車を作り、それが、日本に紹介を
されて日本の自転車旅行ブームが始まったようです。戦闘機の
洗練された機能美とデザイン性がルネ・エルスさんの自転車に
反映されて、軽量で快適な自転車が生まれたのでしょう。
亀も機会があって、ルネ・エルスの自転車を触った事がありま
すが、泥除けとキャリアが付いた状態で、8kg程度ととても
軽かったのを覚えています。それ以前の日本の自転車ブームは、
前述したイギリスのクラブランモデルという、ギア比が比較的
高い、平坦なイギリスの土地にあった自転車が主流だったよう
ですが、山岳地が多いフランスの地形にあった、ギア比の低い
自転車が日本の地形に合い、ランドナーブームが生まれたそう
です。
当時の日本は未舗装路が多く、それに合った太いタイヤで林道
を走り、フランスでは、オーベルジュに宿泊するところを日本
では、山間の温泉宿に宿泊するという独自のスタイルが定着を
したようです。しかし、今は、未舗装路も殆ど無く山間の温泉
宿も少なくなり、そんな往年のランドナーで自転車旅行をする
事が無くなってしまったのでしょうね。
で、亀が旅先で出会った自転車旅行をされている方々は、大別
するとふたつのスタイルに大別されます。
ひとつは、亀よりも上の年齢で、この歳になって自転車旅行を
始めた方々。まあ、亀と同じであります。大抵は、70歳代の
方々で輪行のご夫婦が多く、乗っている自転車はクロスバイク
です。体力的に劣るのか奥様は電動という方もいました。
また、70歳後半で1ケ月程の日程で、自走して延べ2000
km以上走るツワモノもいました。
もうひとつのパターンは、日本一周をしている若い方々。日本
一周という意味では、亀の同様でありますが・・・
この方々は、いわゆるグレートジャーニーといわれるタイプの
自転車が多いようです。確かジャイアント社がバックパッカー
の自転車版として発売したのが、その走りかと記憶しています
が、その後、アメリカで自転車旅行が流行り、今は、アメリカ
製の強靭なクロモリフレームの旅行用自転車が、
主流になっていると、そんな自転車に乗っていた若い方々から
伺った事があります。もちろんディレーラーはスラムです。
当時のランドナーブームを支えた人々の多くは、鬼籍に入り、
また、ご存命でも、日本を旅行する方々は少ないのでしょう。
ましてや、太いタイヤで未舗装の林道を走るという事も、出来
なくなってしまった今、当時のスタイルで走るのは、コスプレ
と同じようになってしまっています。
亀もツイードランは好きですが、せいぜいワンデーのコスプレ
イベントしかそのような服装では出掛けません。もし泊りがけ
となると洗濯をクリーニング屋さんに出さなくてはならず、次
の朝迄に洗濯は仕上がってくれません。
まだまだ、自転車旅行を楽しむ人は多くいます。
が、そのスタイルは多様化しているのでしょうね。でも、亀は、
これからも昔ながらのランドナーで、自転車旅行を続けていく
つもりです。一日80km程度を走り、その土地土地の居酒屋
で、「自転車で旅行しているんです。」と言うと、その年齢で
と皆、驚かれて、10分でお店に居た人全員とお友達となり、
楽しいひと時を過ごす事が出来ます。
また、そんな古風な自転車に乗っていると、当時の自転車少年
達が声を掛けてくれます。そんな楽しい自転車旅、ランドナー
をお持ちの方はぜひ改めて走ってみて下さい。





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