コルナゴ メキシコ サローニモデル

2019年のサイクルモードで、コルサコルサのブースにて入手
したロードバイクのプラモデルです。
かねてから、ロードバイクのプラモデルが欲しくて、探していた
のですが、これがなかなかありません。自動車や戦車や飛行機や
戦艦などのプラモデルはありますが、自転車のプラモデルがなか
なか見つかりません。車などを中心としたジオラマで、兵隊など
のフィギアやドラム缶やスコップなどの小物があっても、不思議
と自転車は見当たりません。ましてや、ロードバイクなんてのは
お目に掛った事がなく、そんな物は世の中に無いのではと思って
いました。
レース物だと自転車以外は殆どあるのにね。
ところが、コルサコルサのブースで、そのついぞ見た事が無い、
ロードバイクのプラモデルを見付けてしまいました。
それもコルナゴ。亀が乗っているロードバイクの中の1台と同じ
メーカーのものです。
でも、亀が乗っているのはコルナゴスーパーで、このプラモデル
はコルナゴメキシコですけど・・・
でも、まあコルナゴには変わりないし、という事でご購入であり
ます。
ところで、サローニモデルとの事でサローニさんって誰?
ウィキペディアによると、1982年世界自転車選手権で、当時
21歳だったグレッグ・レモンの勝利が、ほぼ間違いないと見ら
れたところ、このサローニさんが後に「グッドウッド・ライフル
ショット」と言われるほどの強烈なスプリント力を発揮して優勝
をしたのだそう。その時の優勝を記念したプラモデルです。
ちなみにこの方、今はUAEのチームエミレーツの監督をされて
いるそうであります。


さて、中身はというと、組み立て図。
細かく書いてあります。
コルサコルサの江口さん曰く、一番面倒なのがスポークの組立て
らしいそうです。なんでも、糸で仮組しないと上手く組めないの
だそうです。組み立て図には、そんな事は書いてありませんが。

で、プラスチック製のパーツ。




フロントギアが四種類も入っています。
買う時には二種類もあると思っていたのですが、四種類まである
とは思いませんでした。
それも、最初に気が付いたカンパニョーロの3本アーム用のもの
と5本アーム用のものの他に、ルネエルスに似たフロントギアが
入っています。
そして、4本アーム用のフロントギア。これ見た事がありません。
さらによく見ると、パラレルタイプのフロントディレーラーが、
3種類。レバー式のフロントディレーラーが1種類。変速レバー
が二種類。フリーがシングルと5段のものが各々1種類。さらに
は、クイックレリーズと蝶ネジタイプのものが各々1種類。で、
さらには、ボトルが2種類もあります。
組み立て図を見ると、使わないパーツにはXマークが付いている
ので、他にも自転車のプラモデルのシリーズがあり、それと共有
する事で製造コストを下げようとしたと思われます。
と、いう事は、カンパニョーロの3本アームを使う1950年代
のイタリア製ロードバイクや、フランス製のルネエルスのランド
ヌールのシリーズもあったのかも知れません。
また、小物ファンにとっては、使わないにしても、1950年代
のイタリア製ロードバイクや、フランス製のルネエルスのランド
ヌールのパーツが手に入るという嬉しいおまけまで付いています。

チェーンラインの組み方だけに、1ページを使った組み立て図が
付いています。何だか拘りが垣間見えます。


そして、ホイールセットとサドル。
タイヤとサドルは樹脂製です。

フレームと飾り台はメタル製です。

そして、デカール。
殆ど劣化はしていません。
さて、これを組み立てるべきか?
未開封の貴重な代物です。自慢ではありませんが、少年時代には、
プラモデルが好きで、かなりの数のプラモデルを買って組立てて
きた亀ではあります。が、実は一度もまともに完成した事があり
ません。なので、もしも、このプラモデルを組立てるとなると、
貴重な遺産をひとつ失う事となってしまいます。
なので、これは、お酒を飲みながら眺めていた方がよさそうです。
そうすれば、未来永劫にこれでお酒が美味しく頂けますし、貴重
な遺産を傷付ける事なく、未来の方に継承していく事が出来ます。
なので、このまま手を付けずに大事にお酒の肴としてまいります。





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