ご相伴 へなちょこ川柳
新年、明けましておめでとうございます。
毎度恒例、元旦のへなちょこ川柳でございます。
さてさて日頃、敬愛する自転車のご先達、老鶏庵さんのブログで、
毎回楽しみにしていた「へなちょこ川柳」、亀もご相伴に預かり、
時々コメントをさせて頂いておりました。
ところが、昨年、老鶏庵さんがブログを終了されてしまいました。
亀は、コメント出来なくなってしまいました。
なので、此処は、老鶏庵さんのブログにコメントさせて頂いた川柳
と、改めての書下ろし川柳という事で、新年早々、独りで突っ走り
たいと思います。
------------------------------------------------------------

願わくば
桜の下で
ひと休み
大好きな西行の歌をパクってしまいました。
暖かくなってついつい調子に乗り走り出したものの、普段は決して
行かない急な坂道を上がってみようと、無謀な思いが頭を過ります。
坂道を上がるものの、まだ春先で、鈍った身体がついて行かずに、
大変な思いをした時、この坂道の途中に桜の木が在る事を思い出し
ます。そうだ、あの桜の木の下迄頑張って坂道を上がり、そこで、
ひと休みしようと、自分を奮い立たせる一句であります。
------------------------------------------------------------

鯉は風
亀は坂道
喘いでる
強い風が吹くと、鯉のぼりも、その風を口いっぱいに受けて喘いで
いるように見えてきます。その様子は、まるで亀が坂道をひいこら
口を大きく開けて喘いでいるようにも見えます。
何だか我が身を見ているようで、鯉のぼり、頑張れ!と応援したく
なってきます。
------------------------------------------------------------

私もよ
降りて歩かん
砂利の道
いんやぁ~、エロイカ疲れました。
漕いで上がるよりも、歩いて上がる方が疲れます。
人生噛み締めている気分。
でも、漕いだら、上がれないんですけどね。
老鶏庵さんの川柳へのアンサーとして謳ってみました。
「エロイカ2019」お疲れ様でした。
------------------------------------------------------------

ハイキング
違う違うと
トレキング
エロイカの時、一緒になった台湾ガールが、グラベル道で自転車を
押しながら、英語で、「まるで、ハイキングみたい。」と言うのを、
亀が、拙い英語で「ハイキングじゃないよ。トレッキングだよ。」
と同じ会話を繰り返しながら、楽しく歩いておりました。
これはこれで、なかなか乙なエロイカの味わい方でありました。
------------------------------------------------------------

晴れなのに
コケて泥浴び
水溜まり
久しぶりの梅雨の合間の事です。
水溜まりを走っていたら、突然、前輪が滑り水溜まりの中にコケて
しまいました。水溜まりが濁り、水の中の溝が見えませんでした。
水溜まりの中でコケたので、泥だらけになってしまいました。
晴れでも泥を浴びる事があるのですね。
------------------------------------------------------------
■ ここからは書き下ろし川柳です。
------------------------------------------------------------

不摂生
CT撮ったら
白レバー
健康診断で、要精密検査となってしまいました。
で、CTスキャンでお腹の中を診てみましょうと病院で検査をした
後で、お医者さんと一緒にその映像を見ながら、結果を聞きます。
「ここが肝臓です。ほら、白く映っているでしょう。脂肪肝。」
画像をよくみると、本当に白くなっています。
ああ、脂肪肝ってCTで撮っても白く映るんだぁ~と思いながらも、
焼き鳥の白レバーを思い浮かべた亀でありました。
------------------------------------------------------------

向かい風
ダイエットには
好都合
冬になると関東では強い北風が吹きます。
夏の強い風は、暑さを和らげてくれるので心地良いのですが、冬
の北風は、冷たくて走っていてもなかなか暖かくなりません。
また、何故か夏と比べて、漕いでも漕いでもなかなか思うように
は前に進めません。寒くて辛いのでそう感じるだけでしょうか?
でも、考え方を変えれば、ダイエットの為にわざわざ辛い上り坂
を探して走るよりも、普通の道でダイエットが出来る事を考える
と、この冬の強い向かい風も有難いのかも知れません。
-----------------------------------------------------------

目覚ましを
鳴らす気もない
三連休
リタイアしたとはいえ、昔からの習慣からか、平日は何やかやと
用事を作ってしまうので、目覚ましは欠かせません。
でも、まとまった休みの時は、気兼ねせずにゆっくりとしたいの
で、休みの前日は、目覚ましは止めてしまいます。
-----------------------------------------------------------

落ち着かず
鳴る五分前
目が覚める
貧乏性です。
-----------------------------------------------------------

陽も暮れて
夜の9時にも
鳴っている
時々あります。
私の目覚まし時計ではありません。
誰とはいいませんが・・・
-----------------------------------------------------------

履きなれぬ
紫陽花の頃
ハイヒール
初夏は、内定を早く貰いたい学生にとって大切な季節。履きなれぬ
ハイヒールを履いて、企業面談に勤しむ女性を見て浮かんだのが、
この句です。
そのハイヒールの後姿が、健気に見えると共に、良い就職先が見つ
かればと思うのは、歳を取った、爺じの証拠なのでしょうか。
-----------------------------------------------------------

友と行く
瀬戸のしまなみ
楽しけり
自転車のライドイベント、エロイカで一緒に走った友その一週間後
に、瀬戸内のしまなみ海道を走りました。
エロイカでの感動と疲れを分かち合い、共有すると共に、山の中を
走るエロイカの風景とは異なった、海の風景を共有し、走る楽しさ
を堪能致しました。
その楽しさは、独りで走る楽しさとはまた違う楽しさでありました。
-----------------------------------------------------------

夕焼けは
ホリゾント
明日は良い日だ
日頃の小さな悩みも、晴れた日の夕焼けは広い空にその色を拡げ、
まるで、自分の舞台を飾る背景を鮮やかに照らし出しているよう。
いつも綺麗な夕焼けを臨む事は出来なくても、そんな夕焼けを目
にした時、明日は、今日より良い日になると思えると、きっと、
良い事に巡り合える事でありましょう。
-----------------------------------------------------------

雨の日も
走れば楽し
最上川
ランドナーで、秋の東北旅の時の今年、新庄から鶴岡に向かう時
の事です。
最上川沿いの道を走っていたら、霧が冷たい雨となりました。
幸いにも霧雨だったのでポンチョを出して走りました。
雲に隠れた山々の山頂や、霧に霞む川面を眺めながらのラン。
それはそれで風情あるものでした。
----------------------------------------------------------

秋雨を
集めて早し
最上川
なんちゃって。
こちらもランドナーで、新庄から鶴岡迄を最上川沿いに走った時
の一句です。
台風の
泥水流れ
最上川
実際の流れは、あまり綺麗ではありませんでした。
台風の
濁り流れて
最上川
でも、泥水という表現はあまりにも生々しいので、オブラートに
包んでみました。
----------------------------------------------------------

それはお麸
人を駄目にす
怪し味
会津は若松での料理。
こずゆに入っていた不思議な食感の具材が、お麸でした。
何ともいえない食感、人を駄目にする噛み心地です。
----------------------------------------------------------


みちのくの
美味い日本酒
呑み嬉し
これまた、ランドナーで東北を走った時の事です。
北鹿の又鬼、初孫の魔斬の赤など、関東では滅多には出回らない
日本酒を頂きました。
----------------------------------------------------------

田圃には
黄金の穂がね
実ってる
これも、ランドナーで東北を走った時の事。
晩秋の青空の下、まだ、刈り取られていない稲がたわわに実って
いました。
---------------------------------------------------------

雲間から
奥山見ゆるに
錦かな
会津田島から鬼怒川に抜ける道筋、生憎の雨の向こうに、霞んで
見える山裾が僅かに色付いていました。
もう少しすると、鮮やかな錦の姿になるのでしょう。
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お約束
坂道下の
赤信号
何故なんでしょうね。
折角、坂道を下って勢いをつけて坂道を上がろうと思ったのにね。
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毎度恒例、元旦のへなちょこ川柳でございます。
さてさて日頃、敬愛する自転車のご先達、老鶏庵さんのブログで、
毎回楽しみにしていた「へなちょこ川柳」、亀もご相伴に預かり、
時々コメントをさせて頂いておりました。
ところが、昨年、老鶏庵さんがブログを終了されてしまいました。
亀は、コメント出来なくなってしまいました。
なので、此処は、老鶏庵さんのブログにコメントさせて頂いた川柳
と、改めての書下ろし川柳という事で、新年早々、独りで突っ走り
たいと思います。
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願わくば
桜の下で
ひと休み
大好きな西行の歌をパクってしまいました。
暖かくなってついつい調子に乗り走り出したものの、普段は決して
行かない急な坂道を上がってみようと、無謀な思いが頭を過ります。
坂道を上がるものの、まだ春先で、鈍った身体がついて行かずに、
大変な思いをした時、この坂道の途中に桜の木が在る事を思い出し
ます。そうだ、あの桜の木の下迄頑張って坂道を上がり、そこで、
ひと休みしようと、自分を奮い立たせる一句であります。
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鯉は風
亀は坂道
喘いでる
強い風が吹くと、鯉のぼりも、その風を口いっぱいに受けて喘いで
いるように見えてきます。その様子は、まるで亀が坂道をひいこら
口を大きく開けて喘いでいるようにも見えます。
何だか我が身を見ているようで、鯉のぼり、頑張れ!と応援したく
なってきます。
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私もよ
降りて歩かん
砂利の道
いんやぁ~、エロイカ疲れました。
漕いで上がるよりも、歩いて上がる方が疲れます。
人生噛み締めている気分。
でも、漕いだら、上がれないんですけどね。
老鶏庵さんの川柳へのアンサーとして謳ってみました。
「エロイカ2019」お疲れ様でした。
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ハイキング
違う違うと
トレキング
エロイカの時、一緒になった台湾ガールが、グラベル道で自転車を
押しながら、英語で、「まるで、ハイキングみたい。」と言うのを、
亀が、拙い英語で「ハイキングじゃないよ。トレッキングだよ。」
と同じ会話を繰り返しながら、楽しく歩いておりました。
これはこれで、なかなか乙なエロイカの味わい方でありました。
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晴れなのに
コケて泥浴び
水溜まり
久しぶりの梅雨の合間の事です。
水溜まりを走っていたら、突然、前輪が滑り水溜まりの中にコケて
しまいました。水溜まりが濁り、水の中の溝が見えませんでした。
水溜まりの中でコケたので、泥だらけになってしまいました。
晴れでも泥を浴びる事があるのですね。
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■ ここからは書き下ろし川柳です。
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不摂生
CT撮ったら
白レバー
健康診断で、要精密検査となってしまいました。
で、CTスキャンでお腹の中を診てみましょうと病院で検査をした
後で、お医者さんと一緒にその映像を見ながら、結果を聞きます。
「ここが肝臓です。ほら、白く映っているでしょう。脂肪肝。」
画像をよくみると、本当に白くなっています。
ああ、脂肪肝ってCTで撮っても白く映るんだぁ~と思いながらも、
焼き鳥の白レバーを思い浮かべた亀でありました。
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向かい風
ダイエットには
好都合
冬になると関東では強い北風が吹きます。
夏の強い風は、暑さを和らげてくれるので心地良いのですが、冬
の北風は、冷たくて走っていてもなかなか暖かくなりません。
また、何故か夏と比べて、漕いでも漕いでもなかなか思うように
は前に進めません。寒くて辛いのでそう感じるだけでしょうか?
でも、考え方を変えれば、ダイエットの為にわざわざ辛い上り坂
を探して走るよりも、普通の道でダイエットが出来る事を考える
と、この冬の強い向かい風も有難いのかも知れません。
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目覚ましを
鳴らす気もない
三連休
リタイアしたとはいえ、昔からの習慣からか、平日は何やかやと
用事を作ってしまうので、目覚ましは欠かせません。
でも、まとまった休みの時は、気兼ねせずにゆっくりとしたいの
で、休みの前日は、目覚ましは止めてしまいます。
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落ち着かず
鳴る五分前
目が覚める
貧乏性です。
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陽も暮れて
夜の9時にも
鳴っている
時々あります。
私の目覚まし時計ではありません。
誰とはいいませんが・・・
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履きなれぬ
紫陽花の頃
ハイヒール
初夏は、内定を早く貰いたい学生にとって大切な季節。履きなれぬ
ハイヒールを履いて、企業面談に勤しむ女性を見て浮かんだのが、
この句です。
そのハイヒールの後姿が、健気に見えると共に、良い就職先が見つ
かればと思うのは、歳を取った、爺じの証拠なのでしょうか。
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友と行く
瀬戸のしまなみ
楽しけり
自転車のライドイベント、エロイカで一緒に走った友その一週間後
に、瀬戸内のしまなみ海道を走りました。
エロイカでの感動と疲れを分かち合い、共有すると共に、山の中を
走るエロイカの風景とは異なった、海の風景を共有し、走る楽しさ
を堪能致しました。
その楽しさは、独りで走る楽しさとはまた違う楽しさでありました。
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夕焼けは
ホリゾント
明日は良い日だ
日頃の小さな悩みも、晴れた日の夕焼けは広い空にその色を拡げ、
まるで、自分の舞台を飾る背景を鮮やかに照らし出しているよう。
いつも綺麗な夕焼けを臨む事は出来なくても、そんな夕焼けを目
にした時、明日は、今日より良い日になると思えると、きっと、
良い事に巡り合える事でありましょう。
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雨の日も
走れば楽し
最上川
ランドナーで、秋の東北旅の時の今年、新庄から鶴岡に向かう時
の事です。
最上川沿いの道を走っていたら、霧が冷たい雨となりました。
幸いにも霧雨だったのでポンチョを出して走りました。
雲に隠れた山々の山頂や、霧に霞む川面を眺めながらのラン。
それはそれで風情あるものでした。
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秋雨を
集めて早し
最上川
なんちゃって。
こちらもランドナーで、新庄から鶴岡迄を最上川沿いに走った時
の一句です。
台風の
泥水流れ
最上川
実際の流れは、あまり綺麗ではありませんでした。
台風の
濁り流れて
最上川
でも、泥水という表現はあまりにも生々しいので、オブラートに
包んでみました。
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それはお麸
人を駄目にす
怪し味
会津は若松での料理。
こずゆに入っていた不思議な食感の具材が、お麸でした。
何ともいえない食感、人を駄目にする噛み心地です。
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みちのくの
美味い日本酒
呑み嬉し
これまた、ランドナーで東北を走った時の事です。
北鹿の又鬼、初孫の魔斬の赤など、関東では滅多には出回らない
日本酒を頂きました。
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田圃には
黄金の穂がね
実ってる
これも、ランドナーで東北を走った時の事。
晩秋の青空の下、まだ、刈り取られていない稲がたわわに実って
いました。
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雲間から
奥山見ゆるに
錦かな
会津田島から鬼怒川に抜ける道筋、生憎の雨の向こうに、霞んで
見える山裾が僅かに色付いていました。
もう少しすると、鮮やかな錦の姿になるのでしょう。
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お約束
坂道下の
赤信号
何故なんでしょうね。
折角、坂道を下って勢いをつけて坂道を上がろうと思ったのにね。
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