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ランドナーで行く 古道品川みち その2

古道品川みち
前回、途中迄走った「古道品川みち」、今日は、その続きを品川に
在る「荏原神社」迄走ります。

前回は、「古道品川みち」が中原街道と交差する地点迄走ったので、
本日は、そこから出発します。前回、呑川の左岸で中原街道に出た
のですが、本来の「古道品川みち」は、呑川の右岸の丘の上から、
下って中原街道に出て、当時から在ったという、呑川に掛る石橋を
渡り、洗足池の脇を通って行ったのだそうです。

古道品川みち
中原街道に出会うこの道が、どうやら「古道品川みち」のようです。

前回は、「古道品川みち」の跡がよく分からずに走り、その道すじ
とは違う道をかなりの部分、走ってしまいました。
これは、改めて、きちんと道すじを辿る「古道旧品川みち」の探訪
を行う必要があるのですが、今回は、それを踏まえて、じっくりと
時間を掛けて、続きの「古道品川みち」を探索しようと思います。

古道品川みち
中原街道を都心方面に向けて走ります。
坂を上がり、下って洗足池に到着します。
ここからまた坂を上がった先で、中原街道から「古道品川みち」は、
また分かれます。
この洗足池を眺めながら、ふと、疑問が頭をよぎります。
古の人達は、多摩川の河岸段丘の上に、その生活圏を営んでいたの
で、古道もその生活圏の中を通っていたと思われます。
なのに、環状八号線から分かれた辺りから、この古道は、その河岸
段丘の縁を下ったり、上がったりを繰り返してます。
この中原街道に出た後も、坂を上がったり下ったり、また上がって
下るを繰り返しています。ひょっとしたら、等々力辺りから、この
洗足池迄を、河岸段丘の上をまっすぐに進む道があったのではと、
思ってしまいます。次回、改めて「古道品川みち」の起点から走る
際には、この辺りを事前に調べて、進んでみたいと思います。

古道品川みち
さて、洗足池坂上の交差点から斜めに入る「古道品川みち」を進み
ます。ここからは、中原の商店街の道を進みます。

古道品川みち
江戸時代の洗足池の様子を説明した石碑があります。
ちなみに、この石碑では、洗足池を千束池と明記しています。
この辺りの地名は千束とあります。元々は、どちらの名称だったの
でしょうか?気になります。

古道品川みち
長い一直線の中原の商店街を進むと、環状七号線と交差し、そこを
渡ると、今度は、北馬込本通りの商店街が続きます。

古道品川みち
この辺りの「古道品川みち」、長い舌状の岬のような地形の尾根道
を進んでいます。当時、この辺りの低地は葦の生える湿地帯だった
のではと、勝手に妄想してしまいます。

古道品川みち
暫く走ると、荏原町駅近くの交差点に石碑がありました。
東海道と中原街道を通る品川道と、中原街道から分かれて池上通り
に出る中通りが交差をする地点に置かれた、江戸時代からある道標
なのだそう。江戸時代から残る道標は、数が少なく貴重なものなの
だそうです。
で、その道を直進します。

古道品川みち
国道1号線を越えさらに暫く進むと、JR横須賀線の踏切と、東海
道新幹線の高架と交差をします。すぐ脇に西大井駅が在りました。

古道品川みち
さて、脇を見ると、杜があります。
神社かと思い、中に入ろうとしますが、入れません。
気になって後で調べたら、伊藤博文のお墓だそうです。
この「古道品川みち」、古墳群の近くを通っているのですが、流石
に古墳ではないものの、明治の初代総理大臣のお墓の脇を、通って
いるのも不思議です。古道自体は、もっと古い時代のものなので、
後になって、お墓を作ろうとした人がここを選んだんでしょうね。

古道品川みち
さて、この先、道は二手に分かれます。
右に行くか、左に行くか?
右が「古道品川みち」だという説と、左が「古道品川みち」という
説があるそうです。
今迄、直線の緩い傾斜で下る尾根道を進んで来たので、道に迷う事
もなかったのですが、此処に来てどちらに進むか迷います。
で、とりあえず、右に進みます。

古道品川みち
JR東海道線とJR京浜東北線のガードを潜ります。

古道品川みち
国道15号線を越えて、京浜急行の高架線が見えてきました。
ここから、東海道を東に向かい、「荏原神社」を目指します。

古道品川みち
河津桜が咲き乱れる「荏原神社」に到着します。
ここで、お詣りをして、はたと考えます。
先程の西大井からの道、たしかに直線で尾根道を下り、品川の海に
到着をするのですが、此処から「荏原神社」迄は結構な距離があり
ます。当時は、東海道もまだ整備されていない頃のはずなので、古
の人達は、海岸沿いの砂浜を「荏原神社」迄、歩く事になります。
わざわざそんな道を進むよりも、他の道の方が、往来はしやすい筈
です。
と、いう事は、先程西大井から分かれた左の道が「古道品川みち」
という事が考えられます。

古道品川みち
なので、昔から栄えた青物横丁駅から丘を上がるゼームス坂を進み
ます。ちなみにこの道、池上通りと合流します。

古道品川みち
大井町駅近くの交差点脇に在った木造のお醤油屋さん。
風情があります。

さて、この道、JR東海道線とJR京浜東北線の線路と交差をする
袴線橋となり、自転車は通行出来ません。なので、脇の商店街の道
から踏切を渡って、大井町駅の脇に出ます。
此処で、池上通りと分かれて緩い上り坂の道を進みます。
どうやら、後で出来た池上通りが、この「古道品川みち」を使って、
東海道に抜けるように、ここで合流をしたようです。

古道品川みち
さて、適度に曲がる緩い上がり坂を進みます。
この道の湾曲度、昔からある道の特徴です。うう~ん、やはりこの
道が「古道品川みち」のようです。
そして、煙突から煙を出す、何やら立派な建物が在ります。

古道品川みち
「東京浴場」立派な銭湯です。
さて、これから西大井の分岐迄走ります。

今回の「古道品川みち」迷わずにまずまず進めました。
ゆっくりとポタリングで走ったので、古の風景を妄想する事も出来、
満足満足の走りでございました。





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亀次郎 kamejirou 1958

Author:亀次郎 kamejirou 1958
リタイア後の時間をどのように
有意義に過ごすか?
考えた末の答え、
それが、昔憧れたランドナーと
ロードバイクによる
「自転車乗り」です。

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