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ランドナーで行く 多摩川古墳巡り 国立府中周辺

冬特有の強い風が吹いていない日を狙って、多摩川沿いの道を、
北にと進みます。

今回も多摩川沿いの古墳を探して、ランドナーで走ります。      
最初、地図に載っていた古墳を目指して探索をするも、その古墳
に行きあたらずにぐるぐると探して、結局、ひとつとして、その
形を見る事が出来ませんでした。
まあ、古墳が在るであろうと思われる場所は、特定出来たので、
そこから見る事が出来る風景や廻りの地形から、古の人々が見て
感じたであろうと思われる気持ちを、妄想する事が出来ましたが、
古墳自体を見る事が出来るのかどうかを、うろうろと探し回るの
のも不審な人と間違われても嫌ですし、第一に、小一時間も掛け、
結局見つからないものを探すのも、時間の無駄なので、今回から
事前に調べて、古墳を見る事が出来る場所と、見れないながらも
こんな場所に古墳があったという場所を、特定しておこうと思い
ます。
そうすれば、怪しい人に間違われないでしょうし、無駄な時間を
過ごす事もありません。
と、いう訳で、今回は、府中と国立辺りをぶらぶら徘徊致します。

多摩川古墳群 国立府中
まずは、府中街道を北上して、是政橋を渡り神奈川県から東京都
に入ります。

多摩川サイクリングロードを北上します。
この辺りは下流の多摩川と違い、広い河原と中州には木が生え、
多摩丘陵の緑がその向こうに見える、緑豊かな光景です。
サイクリングロードも、これまた下流の多摩川を違い、綺麗に
舗装されて走り易い道となっています。
ただ、所々に減速させる為の段差が在り、ランドナーで走って
いると、ガタガタと振動でネジが外れやしないかと、ひやひや
しながら走らなくてはなりません。

暫く走っていると、大きな公園が見えてきます。
梅の花もちらほらと咲き始めてきます。
今日は、古墳巡りなのですが、ちょっと寄り道をしてみます。

多摩川古墳群 国立府中
さて、大きな公園かと思ったら「郷土の森博物館」という施設
でした。

多摩川古墳群 国立府中

多摩川古墳群 国立府中
施設の中には、博物館とプラネタリウム、そして、木々が多く
残され、昔の武蔵野の「ハケ」と呼ばれる河岸段丘の崖の様子
を残しています。

多摩川古墳群 国立府中

多摩川古墳群 国立府中
また、この地に在った、昔の家屋を移築しています。

多摩川古墳群 国立府中
早くも雛人形が飾られています。

多摩川古墳群 国立府中
お茶屋さんで、お団子を頂きます。

そして、資料館でお勉強。

この辺りは、昔、多摩の国の国府が在った場所なのだそうです。
この多摩川周辺に、人が住み始めた約3万年前の石器時代から、
現代に至る様子を展示しています。
中でも、奈良時代に多摩の国と呼ばれた頃の街の様子を現した、
ジオラマと、江戸時代の府中の街道沿いのジオラマを見ていると、
色々な妄想が浮かんできて、楽しめます。

さらには、「大國魂神社」の祭礼、「くらやみ祭」の様子も映像
で詳しく説明されています。
この「くらやみ祭」、最初に禊をするのですが、その場所は品川
の「荏原神社」から船に乗り、品川沖の海水で身を清めるそう。
古より「大國魂神社」と「荏原神社」との間には、何かの繋がり
があったようです。どちらも、地元の産土神として歴史ある神社
です。古より往来が在ったという事は、府中から品川迄、古道が
在ったと考えられます。今度は、この間の古道を探して、徘徊を
するのも楽しいかも知れません。
     

多摩川古墳群
国立辺りの古墳の点在はこんな感じです。

多摩川古墳群
府中辺りの古墳の点在はこんな感じです。

北から、
・青柳古墳群
・谷保古墳
・下谷保古墳
・武蔵府中熊野神社古墳
・首塚古墳
・天王塚古墳
・高倉塚古墳
となります。

で、古墳の状態が見れるのは、
・下保谷古墳
・武蔵府中熊野神社古墳
・高倉塚古墳
のみっつとなります。

さあ、道草が長くなりましたが、古墳巡りに向かいます。

多摩川沿いの道から外れ、住宅街のくねくねした道を進み、中央
自動車道の脇を走る道を進み、新府中街道を右折して国道20号
線を左折して、「下谷保古墳」を目指します。

多摩川古墳群 国立府中
多分、ここが「下谷保古墳」と見当を付けて来たのが、「谷保天
満宮」。
しかし、此処ではありませんでした。

多摩川古墳群 国立府中
で、中央自動車道のインターの乗り口の道の脇の歩道を少し進み
脇道を入った処に「下谷保古墳」がちんまりと在りました。

多摩川古墳群 国立府中
ちょっとした芝生のガーデンといったところ。
ここで、ご近所のご家族と一緒にバーベキューしたら楽しそう。
でも、バーベキューしたら怒られるんでしょうね。

多摩川古墳群 国立府中
広い道から眺める多摩川、この古墳も河岸段丘の上に在りました。

さて、また国道20号線に出て、今度は府中方面に向かいます。

多摩川古墳群 国立府中
で、南武線の線路を超えて、少し走った先に在ったのが、「武蔵
府中熊野神社古墳」。
おお~、今迄見た中で一番、古墳らしいお姿です。

多摩川古墳群 国立府中
さらに少し走って、南武線の線路に近い場所に在ったのが、この
「高倉塚古墳」。
此処も、河岸段丘の崖の上に在る古墳でした。

多摩川古墳群 国立府中

多摩川古墳群 国立府中
古墳の由来と、散策コースの案内板がありました。

多摩川古墳群 国立府中
さて、帰りは多摩川のサイクリングロードを走ります。
向こうに見えるのが、万葉集でも歌われた「多摩の横山」。
川崎街道で聖蹟桜ヶ丘に向かう、緩くて長い坂道のある丘です。

多摩川古墳群 国立府中
尾根幹道路に繋がる多摩川原橋を渡ります。

そして、矢野口から、尾根幹道路には進まずに、また府中街道を
走り帰路に就きました。




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プロフィール

亀次郎 kamejirou 1958

Author:亀次郎 kamejirou 1958
リタイア後の時間をどのように
有意義に過ごすか?
考えた末の答え、
それが、昔憧れたランドナーと
ロードバイクによる
「自転車乗り」です。

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