ランドナーで行く 多摩川古墳巡り 多摩川台周辺

多摩川周辺の古墳巡り、前回に続いて第二回目、多摩川台周辺の
古墳を巡ります。前回といい今回といい、身近な場所から攻める
古墳巡り、七福神巡りよりも古墳を巡る距離が短い、お手軽ポタ
で、かつ、古の様子を妄想する事が出来る楽しい遊山であります。
前回の古墳巡りの時は、史跡として地図に記載されている古墳を
全て真近に見る事が出来ると思っていたのですが、そうではない
事を巡っている最中に分かったので、今回は、事前に古墳を真近
に見る事が出来る場所を、地図にプロットして出発します。

古墳の点在はこんな感じです。
北から、
・蓬莱山古墳
・多摩川台古墳群
・亀甲山古墳
で、古墳の状態が見れるのは、
・多摩川台古墳群
だけとなります。

まずは、新丸子から丸子橋を渡ります。
いつもの多摩川ランでのお馴染みの場所。いつもは、ここから先
は、多摩川沿いを川崎方向に右折するのですが、今日は左折して
多摩川台沿いの崖下の道を進みます。ひとつ目の信号を右折して、
多摩川台の坂を上がっていきます。ギアは、トリプルのインナー
30のスプロケットは24。こんな坂道は、ランドナーだと楽々
と上がっていきます。普段、トリプルの一番内側のギアを使う事
は無いので、何だか楽しい上り坂です。

で、最初に到着したのは、「蓬莱山古墳」。多摩川台古墳群の中
で一番北側に位置する古墳です。
この古墳、多摩川台公園に在るのですが、残念ながらこの一角は
整備工事中なので、古墳の看板のある所までは行けません。とは
いえ、古墳を巡る小路は通る事が出来ます。

少し歩くと、多摩川を見渡せる場所に到着します。
古の人達は、この風景を見ていたのでしょう。また、どんどんと
妄想が湧いてくる楽しい一刻です。

だそうです。

さて、次は、いくつかの古墳が並ぶ「多摩川台古墳群」。
一番南側に位置する前方後円墳と、その後に続く円墳が、先程の
「蓬莱山古墳」も含め7つ在り、全部で8つの古墳が在ります。
さらには、その南側には、一番大きい前方後円墳の「亀甲山古墳」
があります。

此処からも、多摩川が見渡せます。
古の頃には、多摩川の対岸から眺めると、埴輪に飾られた多くの
古墳がずらりと並んでいたのが見えたのでしょう。多分、壮観な
眺めだった事でしょう。妄想がどんどんと拡がっていきます。

その古墳群の中を散策出来る小路があります。
古の植生を残したこの公園、なかなか風情があります。身近な所
にこんな場所が在ったなんて、初めて知りました。

そして、公園の中には、多摩川台公園古墳展示室が在ります。
此処には、当時の古墳の姿や、古墳の造り方、当時の人々の様子
が展示されています。
多摩川沿いの左岸には、多くの古墳が点在していて、それら全て
の総称として「荏原台古墳群」というのだそうです。昔は東京の
南側を総称して荏原といっていたのだそうです。当時、まだ江戸
の町は出来ておらず、今の都心は湿地帯だったので、府中を中心
として、武蔵野台地に人々が暮らしていたそうです。
そして、多摩川に面した武蔵野台地の河岸段丘沿いに多くの古墳
が造られたんだそうです。
何だか、此処の展示室にいると妄想しなくとも、どんどんと古の
世界が拡がっていきます。

さて、「多摩川古墳群」を後にして、その隣の「亀甲山古墳」へ
向かいます。

全体の様子はこんな感じ。
歴史的に、盛んに古墳が造られた時代には、前方後円墳が造られ、
その後は、円墳や方墳といった小さな古墳になっていくそうです。
ここ、「多摩川台古墳群」には、前方後円墳が、3つ在り、この
「亀甲山古墳」がこの中では、一番大きな古墳なのだそうです。
そんな多摩川左岸の古墳群、面白そうです。
次回もこちら側の古墳群を巡ろうと思います。
で、帰りは綱島街道を走るので、ついでに少し遠回りして大倉山
のパン屋さんに寄って、バケットを買って帰る事とします。
ポタとはいえ、余りにも走る距離が短かったのでね。
ところで・・・
後で調べたら、東急東横線の線路を越えた、南側の浅間神社も、
も古墳、前方後円墳なのだそうです。
また、時間を見つけて、浅間神社に行って古への妄想を拡げる事
と致しましょう。








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