ご相伴 へなちょこ川柳
毎度恒例、元旦のへなちょこ川柳でございます。
さてさて、日頃敬愛する自転車のご先達、老鶏庵さんのブログで
毎回楽しみにしている「へなちょこ川柳」、亀もご相伴に預かり
時々コメントをさせて頂いております。
その亀がコメントさせて頂いている、亀のへなちょこ川柳が十一
作を越えたので、ここに恥ずかしながらも亀のブログでもご紹介
させて頂きます。
人のブログに勝手にコメントさせて頂きながらも、今更お恥ずか
しくもへったくれも無いのですが・・・
まあ、ここにある川柳が今の亀を顕している真の姿でありますの
で、今年のあるべき姿を素直にお伝えをさせて頂いているの訳で
もあります。元日にあたって普段めったの無い真摯な姿でもあり
ます。
と、いう訳で、老鶏庵さん、
安易な便乗ブログですみません。
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還暦の
坂を越えても
まだ坂が
亀は昨年還暦を迎えました。
還暦で一段落かと思いきや、まだまだ人生先は長いようです。
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春うらら
わき腹摘まみ
ダイエット
冬の間、日の出が遅いのと寒かったので、朝ラン出来ずに体重が
とんでもない事になっています。
これでようやく朝ラン出来る季節となりました。
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バンダナか
紙かと悩む
花粉症
とうとう花粉症デビューです。
サイクリングで走る時に、首に巻いたバンダナで鼻水を拭くのか、
又はいちいち停車して鼻をかむ為に、大量のテッシュを持ち歩く
のか悩んでしまいます。
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上らずに
眺める坂と
なりにけり
段々と登坂が辛くなり押して上がれば良いのですが、それも面倒
になって、上がるのを諦めて眺めるだけの坂道が、増えたような
気がします。
その反面、今迄走った事が無い坂道に遭遇すると無性に上りたく
なるのは何故なのでしょうか?
冒険心、新し物好き、変態?それとも単なる馬鹿?
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坂超えて
弛む我が腿
引き締まり
はっと読む分には、良かったね。
と、いう川柳ですが、決してそうではありません。
滅多にしませんが、時々何を思ったのか坂道を上ってみたくなる時
があります。坂道三昧のサイクリングを終え、我が家に帰りベット
で寝ていて、ふとした拍子で足を力むと、突然足がつり、辛い思い
をします。つった足は引き締まり、普段の緩んだ足とは違います。
こんな事が起こった当所は、坂道を上がり足が引き締まったんだと
思っていましたが、翌朝には元の緩んだ状態です。
結局、坂道を上がって苦しみ、その夜、足つって苦しみといった、
嫌な事ばかりなのですが、これがまた、坂道を上がりたくなるから
不思議です。
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必ずや
いつかは終わる
上り坂
分かってはいるんですけどね。
でも、道がカーブして先が見えないと、そのいつかが、分からない
から困るんですよね。
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熱風を
受けて走るは
心地良し
真冬の指先が千切れるような寒さに比べたら、真夏の炎天下、熱中
症になるような昼下がりでも、自転車で走れば、頬に受ける風は、
案外と心地良いものです。
はい、十分馬鹿です。
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走らない
クールに今日は
見るだけ?
去年は本当に暑かったですね。危険、死にます。
そんな日は炎天下の中、自転車で走るのを止めてクールに自転車を
眺めつつ、物思いに耽るのが最良なのですが、人間が出来ていない
亀は、なかなかその境地に行き着きません。
なので、ついつい炎天下の中、何処まで暑さに耐えられるか試して
みたくなります。炎天下とはいえ、走っていると熱風でも風は心地
良く感じます。
でも停車すると、てきめんに汗がほとばしり己の愚かさに気が付く
亀であります。なので、この川柳は語尾に?が付きます。
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飽きもせず
坂道上がる
バカみたい
昨年もマルコさん主催の「フェッロ・マリ・エ・モンティ」に参加
して来ました。意味もなく、無駄に坂道を上がったり下ったりと、
すっかりマルコさんの罠に嵌まった一日でした。
でも、飽きもせず、毎年山に挑む人達で盛り上がりました。本当に
●●ですね。
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寒さゆえ
乗るか乗らぬか
思案中
師走も間近になると、寒くなります。
若い頃は、其程気にならなかった寒さが、最近は気になります。
歳を取った証拠でしょうか?
寒さが気になるというと代謝が下がった事になり、若い頃は、食べ
てもエネルギーに代わって肥る事が無かったのが、最近は、代謝が
下がった分だけ脂肪として体に貯まってしまいます。まあ、若い頃
と同じように食べているのも、どうかとは思いますが・・・
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秋枯れや
薄たなびく
荒サイに
晩秋に荒川を走った際の様子。
あっという間にお正月、一年は早いものです。
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■ 今年より還暦を記念して新企画。ここからは書き下ろし川柳です。
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長い坂
電動チャリに
追い越され
やっぱり「坂は押すもの漕がぬもの」です。
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交差点
ここで勝負と
フライング
よい子の皆さん、こんな大人になったらいけませんよ。
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ガンガンに
飛ばして走る
サラリーマン
朝の自転車通勤の様子です。遅刻なんでしょうかね?
まるで、ツールドフランスのゴール前のように必死です。
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狭いわね
隣のバイク
押し倒し
時々、駐輪場で見掛けます。
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輪行で
サドルを出して
注意され
ロードバイクで時々、見掛けます。そのうち注意から禁止にでも
なったら困りものです。
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跨線橋
ママチャリバイクに
煽られる
我が家の近くの横須賀線の跨線橋で時々見掛ける風景です。
ここを走るロードバイクの方はご注意を・・・
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ダンシング
朝日に輝く
女子高生
これも我が家の近くの横須賀線の跨線橋での風景です。
短く上げたスカートから見える、若い女の子の太腿がピチピチと
して健康的で見事なダンシング、ツールドフランスのガリビエ峠
のダンシンングよりもクールです。
そして、こんな子が15年も経つとロードバイクを煽る事になる
んでしょうね。
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嫌よ嫌
駄目よダメダメ
ヤビツ行き
関東では坂好きなローディーに有名な、それなりの峠がヤビツ峠、
先日、馴染みの自転車屋さんで、昼下がりに馬鹿話をしていた時
の事、妙齢の細身のお嬢さんがロードバイクでやって来て、
「朝からヤビツ行って来ました。」
と挨拶されていました。
ここからヤビツ峠まで往復で 100km 以上はあるかと思われます。
まるで天狗のようなお嬢さんです。
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断捨離で
餌食となるは
ビンテージ
年一回はある我が家の断捨離の日、いつも狙われるのはこつこつ
と集めた自転車のビンテージパーツ。毎年、この日が訪れそうな
時期となると、どこにこの自転車のビンテージパーツを隠そうか
と必死に考える事となります。
ホームコメディーならぬ、ホームホラーです。
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その前に
体重減らせ
チタンネジ
自転車の自重を、僅か 300g 程度減らす為に、うん万円も掛けて
コンポーネンツのねじを、ステンレスからチタンに替える事が、
流行しているようです。
亀が買えるのは、せいぜいアルミネジ位です。
世間一般の普通の人から見たら、まず自分の体重を減らしたらと
考えるのが、当たり前でありますが、うん万円掛けても減らす事
が出来ないのがこの体重であります。
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チタンネジ
それとデートと
どれ大事?
どうもチタンネジを買った人に聞くと、圧倒的に、結婚した後で
こっそり買った人が殆どのようです。
それ以外の人は彼女居ないか、居ても、その事には一言も触れな
いそうです。
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このネジさ
自慢話で
痴話喧嘩
チタンネジネタの川柳、どんどん出来ちゃいますね。
さあ、触れちゃったら大変です。
彼女の前では、絶対にしてはいけません。
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このネジさ
自慢話が
バカにされ
結婚するともはや喧嘩にもなりません。
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災難は
こんな事から
降ってくる
まあ、チタンネジを買おうか、または買ったとしても、色々と
悩みは尽きないものです。
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行く夏の
目に鮮やかな
彼岸花
暑さ寒さも彼岸までと言いますが、凌ぎ易くなったとはいえ、まだ
暑さが残る9月中旬、これで夏も終わりかと思うような頃に突然、
ひょっこりと顔を出す彼岸花。朝ランで走る鶴見川沿いの道の脇に
その深紅の花は、ひときわ鮮やかに目に飛び込んで来ます。
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匂えども
姿見せずは
金木犀
どこからか金木犀の花の香りが漂ってきます。
まだ咲き始めの走りなのか、金木犀の花を見つける事は出来ません。
まだまだ日射しは強いですが、秋の前触れを感じる季節の香りです。
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ひねもすの
春の三浦は
大渋滞
日差しが暖かくなると、三浦半島を廻りたくなります。
この季節、堰を切ったように水辺を求めて、お昼前にも関わらず、
三浦半島の道は大渋滞、皆さん、ご苦労な事です。
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春の陽を
浴びて暖か
マイサドル
跨いだサドルの暖かさで、春の到来を感じます。
良い季節となりました。
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停止線
外して停まる
日影かな
猛暑の中、走ります。
走っている分には風が心地良いのですが、信号で停まると途端に、
暑くなり汗が噴き出ます。信号の停止線が日陰になっていれば良い
のですが、滅多にそんな都合の良い事には巡り会えません。
そんな時は、停止線から後ずさりしながら、日陰の涼しい場所にと
停まって信号が青に変わるのを待ちます。
まあ、夏のサイクリングの小細工な知恵のひとつです。
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暁烏
不意を突かれる
筋肉痛
時々、目覚める頃に不意に突然の筋肉痛で起こされる事があります。
昨日は、特別な運動をした訳でも無いのに、何故なんだろうと考え
ますが、思い当たりません。
で、筋肉痛の痛みを抱えながら数日考えていると、ああそういえば
と思い当たる事があります。何日か前、すこし激しい運動をしたな
と。
ある時は、傾斜のきつい峠道を自転車を押して上がったり、また、
ある時は、川沿いの道をサイクリングしていて、道が突然無くなり、
階段を自転車担いで下ったりした事を思い出します。
ただそれが、3日前だったり、時には1週間前だったりと、忘れた
頃に時間差でやってきます。
暁烏
不意を突かれる
頬にキス
なんて句なら、艶っぽいんですけどね。
歳は取りたくないものです。
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野分でも
自走で帰る
憐れなり
今年の台風は真夏にやって来ました。
そんな台風の雨風の中、蝉が懸命に鳴いています。今日鳴いて子孫
を残す相手を見つけないと、明日は無い命なのでしょう。
切なさを感じます。
そんな思いで蝉の声を聴いていたら、一句浮かんで来ました。
それが、
野分でも
鳴く蝉の声
憐れなり
これ、川柳じゃなくて俳句になってしまいました。なので、改めて
同じ気持ちで作った川柳が、最初の一句です。
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