今年最後の締めくくりラン、ここのところあまり乗っていなかった
デローザで走ります。
冬となり日の出が遅くなり、また日の入りも早くなったので二日に
一回は走っている朝ランも、日の出を待って同じ調子で走ると会社
に遅刻してしまうので走る事が出来ず、またセンチュリーライドも
日の出を待って走り出すと、帰りは日が沈んでしまう可能性が有る
ので、行かずで、ここのところ100km越えのランは走っていま
せんでした。
なので、今年の最後の締めくくりランは、ここのところ走っていな
かった100km越えで今年を終えようと、久しぶりのデローザで
走ります。
暖かくなってから走りたいので、午前9時半スタート、
まずは尾根幹目指して走ります。

尾根幹、今度のオリンピックでロードレースのコースとなったそう
です。以前からこの道の名前は聞いた事がありましたが、まだ実際
に走った事はありませんでした。
どんな道なんだろうと思っていたら、jamさんのブログで尾根幹を、
走られた様子を書かれていたので、ぜひ一度、行ってみようと思い
立ちます。
また、どうせこちら方面を走るなら早めではありますが、プレ年越
蕎麦として多摩川の対岸にある深大寺の蕎麦でも食べてみようなぞ
とも思います。と、いう事で、矢野口から尾根幹へと進みます。
進むと、序々に坂道が現れます。
傾斜はあまりきつくはありませんが、だらだらと長く続きます。
もうすぐ58歳となる亀にとっては、上り始めは別段何でもないの
ですが、長い坂だと段々と持続力がなくなってしまいます。
この持続力、色々な面で歳と共に衰えてきます。気持ちは若い頃と
変わらないのですが体力が伴いません。こんな事を欧米では「年寄
りのベースボール」と言うんだそうです。その意味は年寄りが野球
をしていてヒットを打って走るのですが、気持ちは先行していても
体が伴わずに前に突んのめって転んでしまって失敗してしまうとの
事なんだそうです。
歳をとってくると、この話、実感を持って何となく判ってきます。

途中の公園で一休み。ここは公衆トイレがあるので便利です。
と、脇をピストに跨ったおじさんが走り抜けて行きます。
凄げぇ~。

あまりロードバイクで走っている人はいません。
走るは自動車ばかり。

で、尾根幹、まだまだ坂は続きます。
上がったと思ったら、下り坂、で、また上がるを繰り返します。
初めて走る道でも有り、坂の頂上が見えないと、どこまで上がりが
続くのかが判りません。上りで追い越されたロードバイクに乗った
若い方を下りでは追い越しますが、また、次の上りで追い越されて
しまいます。
亀にとってはちょっと辛い道であります。
今の綱島街道もそうですが、この尾根幹の道路、猪突猛進に闇雲に
丘や谷を目指して、まっすぐの道を作らなくてもいいのにと思って
しまいます。誰だぁ~!、こんな道作ったのは・・・

で、何とか途中でめげず、押して上がる事無くようやく尾根幹を
走り終え、下に見えるは相模原??
まあ、調布と相模原がこんなに早く行けるのか?と、ちょっと感動
はしますが、これは自動車で走ったらの話であります。
この先、自転車は走れません。小さく自転車禁止と書かれてます。
信号が赤に変わったから良いものの、そうで無ければ、このまま
調子に乗って下って行くところでした。
脇にある自転車も走れる急坂の道を下って町田街道に出ます。
師走の土曜日の午後、さすがに基幹道路の街道は渋滞をしています。
渋滞する自動車の脇をデローザに跨って地面を足で蹴って進みます。

まるでこんな感じ。
ドライジーネという自転車の元祖、レーパンの如きピッチリタイツ
を履いた、いい歳をしたおっさんがまるで子供のおもちゃで遊んで
いるよう。まあ、亀もこれと大して変わりはありませんが・・・
因みに亀のサイクルウエアは、ヒートテックの股引の上にショート
パンツを履いているので、レーパンもピッチリタイツも履きません。
そんな町田街道を後にして、鶴川街道に出て黒川に向かいます。

こどもの国に到着、小休止です。
おっさんの国とかは無いんでしょうかね。


鶴川街道沿い、畑が拡がります。
こちらも多摩丘陵を越えて行くので、そこそこ坂はあります。
暫くは丘を下りるダウンヒル、そのままですが、結構な下り坂です。
勝手知ったる道であれば、下りはかっ飛ばす亀ではありますがここ
は初めて走る道、慎重に下ります。ランドナーのカンチブレーキと
違い、このカンパニョーロのサイドブレーキ、効き味はなかなかの
もの、安心して下れます。
こんな亀でも時に選りますが、僅かながらの自制心は持ち合わせて
います。
坂を下れば、当然の如くまた上るのが人生の常であります。
この鶴川街道もなかなかの上り下りです。
さて、坂を上って行きますが替えて少し走ってみたカップ&コーン
のボトムブラケットが、ガタガタと緩んできています。
踏み込んでもガタガタしていると、力が抜けていくようで心地良く
はありません。この鶴川街道、尾根幹よりも急な上り坂の所も有り
結構な道です。亀は「峠」とか「丘」とか「山」とかいう漢字は、
好きではありません。jamさんが尾根幹を気持ちよさげに走るブログ
を拝見させて頂きましたが、色々な意味でjamさんがヒルクライマー
だという事を思い出しました。
さてさて、今度の坂が黒川に向かう最後の坂のようです。
左手に葬儀会社の大きな看板があります。逗子に抜ける峠の道でも
そうですが、なんで霊園や葬儀会社って峠の上にあるんでしょうね。
と、脇をその葬儀会社のマイクロバスが走り抜けて行きます。
この道、路肩も狭く走りにくい道です。もし、葬儀会社の自動車に
轢かれて死んだら、葬儀代はタダにしてくれるのかなぁ~なんて、
馬鹿な事を考えて上っていたら、段々と力が抜けてきて、ここで、
着地をしていまいました。
尾根幹でも頑張って足を着かずに上がって来たのですが、ここで、
とうとう力尽きてしまいました。鶴川街道、恐るべし。

で、この上り坂を越えたら、黒川。
懐かしい場所です。

昔、日本酒のお米作りをして、収穫後にみんなと一緒に宴会をした
田圃は、畑へと変わってしまっていました。
さあ、お昼の時間からは少し遅くなりましたが、これから深大寺に
向かって蕎麦を食べます。

今日は、いつも行列が出来ていて入る事が無かった「湧水」という
お蕎麦屋さんで、蕎麦粉九割の盛り蕎麦を頂きます。
ここも外に席があるので、停めて置いた自転車を見ながらお蕎麦を
食べる事が出来ます。自転車が盗まれやしないかと、ヒヤヒヤしな
がら食べる事無く、お蕎麦をじっくりと堪能する事が出来ます。

この盛り蕎麦、まずはつゆを付けずに頂きます。
遠くで微かに蕎麦の香りと甘みを感じます。砂場のお蕎麦の味を、
思い出させてくれるような軽い感じのお蕎麦でした。
さて、後は帰るのみ。
ここからの道は勝手知ったるいつも走る道、坂も無い多摩川沿いの
道なので快走します。

多摩水道橋で、多摩川を渡ります。
で、午後5時半に到着。8時間のサイクリングでした。
ここ2ヶ月程、いつものペースの朝ポタには行っていないので、体
が鈍ってきたようです。また、春になったらセンチュリーライドを
始めようと思いますが、それまでは、グタグタとランドナーでのん
びりと走りましょう。
今年最後の100kmランでした。



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テーマ : 自転車
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