東海道を行く、第四弾、いよいよ箱根越えです。
ここを行くにはぜひとも一番良い季節で、と前々から新緑の頃でと
決めていました。
今日は五月晴れ、風も無く一年のうちで最も心地よい季節です。
日の出も早い午前5時前、我が家を出発します。
目指すは、まずは小田急登戸駅。多摩川沿いのサイクリングロード
を進みます。
小田急登戸駅から輪行で箱根湯本駅まで、前回東海道ランで走った
駅から今回は再スタートします。

箱根富士屋ホテル前の朱塗りの橋の手前から、箱根の山を望みます。
これから、あの稜線の向こうまで越えて行きます。

箱根富士屋ホテル前の看板、東海道旧街道を案内しています。

旧街道を登ります。風情ある脇道の階段です。
さて旧街道を登る事、約800m、ペダルを漕ぐ足も重くなり、
息が上がってきます。ここで、早くも押して登ります。

時々ペダルを漕ぎ、でも殆どを押して登る事小一時間、七曲がり
に到着です。
七曲がりの入り口には、変わった神社があります。

変です。
押して登っていくと、ロードバイクで登って行く人がやってきます。
脇に避けて、挨拶をして応援します。
押して登っていくと、時折、そんな頑張っているロードバイクの方
が通り過ぎて行きます。
皆さん、元気です。

今回は、あらかじめ決めていた事があります。それは、
「無理をせず押して登るは箱根越え」

走って登るのも良いですが、あたりの景色をじっくりと見て、古の
街道を歩いた人の気持ちになるのも良いものです。

もう良い歳ですし、若くは無いし(言い訳)

ここのところ、仕事で立て続けの出張が重なり、早朝ランを全く
してないので体も鈍っているし(またも言い訳)

ランドナーだし(またまた言い訳)

フロントインナー39、リアアウター26だし(さらに言い訳)
とは言いながらもずっと押し続けている訳では無くて、緩い上り坂
では時折、ペダルを漕いで登っていきます。
折角、箱根を山を越えるのに、ランドナーに跨らないのは損をした
気分になりますから・・・
で、そんな緩い坂でロードバイクの方の後ろを走っていて、同様の
ピッチのケイデンスで走っていると、段々と前のロードバイクの方
に近づいていきます。
ロードバイクの皆さん、箱根を走る時は我がランドナーよりももっと
ギア比を低くして走っているんでしょうか?

まあ押して歩きながら、時折はランドナーに跨りながらも色々な
言い訳を考えていると次から次へと浮かんできます。
まだまだどんどん言い訳が出てきそうなので、美しい風景を眺める
事に専念します。



箱根の旧東海道の石畳は、風情があって良いですね。
一瞬、ここを走ろうかと思いますが、変わった人だと周りから思わ
れそうなので止めておきます。

お玉が池に到着です。
もう芦ノ湖は近いはずです。

芦ノ湖に到着です。



箱根神社にお参りします。

芦ノ湖を見下ろします。
さあ、ここからは下りです。下りは早いよこのランドナーは・・・

下った途中の山中城跡で休憩です。

見事な石畳です。

名物、寒さらし粉のお団子。
さてこの団子、揚げ団子です。また、量も結構あります。
メニューの写真では判りませんでした。
実は、今回の箱根越えの一番の楽しみが三島で鰻を食べる事、この
お団子全部食べたら、折角の鰻まで行き着きそうにありません。
で、ふたつ食べたところで、残りはお土産に包んで頂きました。

三島の町が見えてきました。
待っていろよ!鰻!!

伊豆半島も綺麗です。
さて、三島の鰻はどこで食べましょう?
「桜家」がいいか、それともガッツリと「うなよし」がいいか?
迷います。

迷っていると、「桜家」の前に到着。
午後1時を過ぎていますが、結構な人の行列です。
ううん、どうしましょう?

行列で待つのも何なので、「うなよし」に向かいます。

昔は、並と大の二種類しかなかったと記憶をしていましたが、
今は、1人前、1.5人前、2人前の三種類があります。
歳の事を考えて1.5人前を頼みます。
鰻が器からはみ出しています。
昔の大は二段重ねでご飯の下からも鰻が出てきて、初めて食べる
と驚きますが、今は、2人前がそうなんでしょう。
1.5人前は二段重ねではありませんでした。
鰻の味は、「野田岩」のように切れのある洗練された生醤油の
香りが立つあっさりとしたものとは違い、田舎風のこってりと
した甘みの強い、若者向けのガッツリとした味です。
これから輪行で三島駅から帰るので、あまり走る事は無いので、
ガッツリとした鰻を堪能します。
最後は三嶋大社にお参りです。

亀が亀とご対面です。


テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用