一度自転車で行ってみたかったところ、東海道の起点でもあり、日本
の道の起点となる場所、そこは、お江戸日本橋であります。
という事で、来ちゃいました。


ここから東海道は始まります。
今日は、東海道を走り始めるのと併せて東海七福神を巡ります。
まずは東京駅まで輪行、ここでランドナーを組み上げて日本橋まで、
向かいます。
そこからは、旧の東海道や脇道を通り鶴見まで走ります。
日本橋からは、銀座通りを進みます。
土曜日とはいえ、ここをランドナーで走るのは何となく気恥しい思い
がします。普段、仕事で歩いている通りをランドナーで、軽快に走り
抜けるというのは、ちょっと不思議な感覚です。
そのまま、銀座を抜けて汐留まで向かおうとしますが、今日は土曜日
歩行者天国です。
そのまま、銀座通りを行く事が出来ないので、脇を平行している通り
から汐留に出ます。

新橋と浜松町の間に新しく出来たビル群、亀はイタリア村と勝手に
呼んでいます。
浜松町からは、国道15号線を走り品川まで向かいます。
日本橋から品川までは、まったく坂が無く、すいすい走ります。
この道はかつて、震災の夜、自宅まで5時間掛けて歩いて帰った道で
もあります。思い出しつつ噛みしめて進みます。

東海七福神最初のお寺「一心寺」真言宗、智山派のお寺です。
寿老人を奉るお寺です。山門が風情があります。

通りを挟んでその反対側にあるお寺が、布袋尊を奉る「養願寺」
ここは天台宗のお寺、ここは虚空蔵尊も奉ってあり「虚空蔵尊縁日」
が有名だそうです。毎月7の日には北馬場通りに露店が出て賑わう
そうです。

お清めをする手水のところに手拭いが掛けてあります。
何となく下町風情が残ります。

さて次は少し走って「品川神社」、立派な大黒さんがいます。
ここの歴史は古く源頼朝が開いたとされています。高台にあるこの
神社、昔は目の前に江戸湾が拡がって、さぞかし景色が良かったん
だろうと想像出来ます。
また、6月初旬には「北の天王祭」という例大祭があり千貫神輿が
急な石段を下ってまた上がるという迫力ある光景を見る事が出来る
そうです。祭り好きの亀としては、一回見てみたいですね。

また、旧の東海道を少し走って荏原神社に到着します。
古来より雨を司る龍神として崇められた神社、趣があります。
ここは恵比寿さんが奉ってあります。
ここの恵比寿さん、亀の大好きな恵比寿さんであります。かわいい
竹の釣竿を持って小脇に鯛をかかえています。釣り好きの亀として
は、本当に縁起の良い神様であります。
ここらあたりの通りは、旧の東海道を偲ばせるよう整備されていて
ぶらり歩きには最適です。ランドナーでゆっくりと走っていると、
何となく下町の暖かみを感じます。

さて、次は青物横丁駅の近くの「品川寺」。
ここは真言宗醍醐派の別格本山で、平安時代の開創と大変古い歴史
を持ったお寺です。ここには、毘沙門天を奉っています。
この寺、古いだけあってなかなか風情があります。

役の行者の像です。

彫刻の素晴らしい鐘楼があります。

地蔵尊も奉られています。
ここ、青物横丁は風情ある街です。亀が好きな美味しい鰻屋さんが
有る街でもあります。今日は土曜日という事もありその鰻屋さんは
お休みです。残念!!
ここからは、少し走ります。

立会川のあたりでいきなり坂本龍馬像が現れます。
江戸時代、ここ立会川には土佐藩の下屋敷が有って幕末、土佐藩の
管轄である浜川砲台が設置され、そこを若い頃の坂本龍馬が警備を
したとの事で、坂本龍馬像が建てられたそうです。
いきなり、坂本龍馬像が現れると驚いてしまいます。

坂本龍馬像のすぐ近くに福禄寿を奉る「天祖諏訪神社」があります。
この神社、古くは神明宮・諏訪神社と称していて地元の氏神様として
慕われているそうです。
さて、最後の「磐井神社」に向かいます。

「磐井神社」です。
ここには弁財天が奉られています。神社の縁起は古く1000年以上
前から神社があったとの事です。
ここには鈴石といわれる石が有り、これを打つと鈴のような音がした
のでこの地が鈴ヶ森と呼ばれるようになったそうです。

神社の前には、七福神の案内看板があります。
どうやら、順路としてはここからスタートするようです。
さて、これから鶴見を目指して走ります。
このルート、考えてみたら箱根駅伝の最初と最後の区間とほぼ同じ所
を走った事になります。ランナーにとっては大変なコースでしょうが、
ランドナーにとっては、心地よくも楽しいコースでした。


テーマ : 自転車
ジャンル : 趣味・実用