まずはレコードのフロントディレーラー。
ビンテージのフロントディレーラーとしては、多分、最もポピュ
ラーなものと言えるんでは無いのでしょうか。
カンパニューロ レコードフロントディレーラー

カンパの羽ロゴが付いています。
今手元にあるのは、チェーンガイドの穴の数が三つのものと四つ
のものの二種類です。
カンパニューロ レコードフロントディレーラー 穴三つと四つ

カンパニューロ レコードフロントディレーラー 裏

次はヌーボレコードのリアディレーラー。
カンパニューロ ヌーボレコードリアディレーラー


正確には、ヌーボレコードはリアディレーラーしか無いので、リア
ディレーラーのヌーボレコードというのが正しい表現の仕方です。
このヌーボレコード、いろいろあります。
カンパニューロ ヌーボレコードリアディレーラー パテント74

カンパニューロ ヌーボレコードリアディレーラー パテント74 裏ロゴ

初期のPATENTの文字しか無い通称「パテントヌーボ」。PATENTの
後に、製造年の下二桁が刻印されている一般的な「普通のヌーボ
レコード」。さらに最後の頃、製造されたもので、PATENTの文字
さえ無くstと刻印されている「ステヌーボ」。
カンパニューロ ヌーボレコードリアディレーラー ステヌーボ

カンパニューロ ヌーボレコードリアディレーラー ステヌーボ 裏

因みに、ステヌーボは写真でも分かるように、通常のヌーボレコ
ードのように、パンタ部のバネが、取り外せるネジがない構造と
なっているので、バネが壊れたら捨てるしか無いのと、これは、
定かではありませんが、どうもstの刻印が、ステンレス製という
事らしいので、これを掛けて「ステヌーボ」と呼ばれているらし
いのです。
カンパニューロ ヌーボレコードリアディレーラー バネ留め

また、レバーは刻印の文字が違う二種類、製造年が違うようです。
カンパニューロ レコードWレバー
ひとつは、「PATENT CAMPAGNOLO」と刻まれているもの。

もうひとつはカンパニョーロ社発祥の地である「VICENZA」と国
名である「ITALY」と刻印されているものです。

最初のWレバーは、刻印というか文字がへっこんだ形で鋳造され
ていますが、後のWレバーは、盛り上がった鋳造となっています。
レバーは、製造されている年によって刻印の違ったものが、いく
つかの種類かがあるようで、全ての種類を集めているコレクター
の方も多く世の中には存在するようです。
以上、ディレーラーセットは2セットあるのでどちらか使用して
も、残りのひとつはコレクションとして楽しめます。


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